ボツワナ派遣隊員報告

私はアフリカ大陸南部に位置するボツワナ共和国のモレポロレ村に廃棄物処理職で2017年3月末から派遣されています。

ボツワナという国は日本ではあまり知られていないかもしれませんが、ボツワナは「ダイヤモンドの世界一の産出国」「象の生息密度が世界一高い国」として有名です。独立以降に鉱山が発見されてから、ダイヤモンドはボツワナを支える大きな産業の一つとなっています。また、ボツワナ北部にはチョベ国立公園という、象やライオン、ヒョウ、サイ、カバなど多種多様な野生動物を観察できるエリアがあります。特に象に関しては一度の訪問で見飽きてしまうほどたくさん見ることができます。

任地のモレポロレは村でありながら他の村々と比べるとその規模は大きく、村内にはショッピングモールやスーパーなどもありますが、少し中心地を離れると牛やロバがのんびり道端を歩いている光景にも出会うことができます。また、首都・ハボロネからのアクセスも良く(車で1時間ほど)、暮らすにはとてもいい村だと感じています。

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写真1 野生動物を近くで見ることができます

 

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写真2任地で開催されたお祭りでは伝統的なダンスを見ることができました

 

現在私はKweneng District Councilという日本では県庁に当たる組織の公衆衛生部という部署に勤務しています。当配属先は国内最大の廃棄物最終処分場(埋立地)を保有しており、その運営管理の改善やリサイクル・分別収集の導入などが私の主な活動内容です。

赴任当初はとにかく現場を知らなければと思い、処分場のスタッフに話しかけて仕事の様子や内容を聞いたり、処分場を歩き回って写真を撮ったりしてその状況を観察していました。

そして半年を過ぎたあたりから、活動を「処分場の残余年数・容量を算定すること」「廃タイヤのリサイクルについて提案すること」に絞り、その調査を行うことにしました。

処分場の残余年数・容量を知るために、処分場を自分で測量したり、処分場の設計図からその容量を計算したり、今までの廃棄物搬入量のデータを収集したりしました。

また、廃タイヤのリサイクルに関しては、廃タイヤをセメント製造時の燃料兼セメントの原材料の一部として利用できないか最近調査を始めました。日本では廃棄物を利用してセメントを製造するというリサイクルが浸透しつつあります。当処分場では廃タイヤのリサイクルが思うように進んでいなかった中で、ついに先日火災事故が発生してしまいました。また同じようのことが起きないように廃タイヤのリサイクルに関する調査を進めていきたいと思います。

その他にも処分場訪問客の対応や職員たちのサポート(主にパソコン関連)なども積極的に行うようにしています。毎日忙しいですがとても充実した日々を過ごしています。

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写真3 医療系廃棄物と機密文書は焼却炉で焼却しています

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写真4 ボツワナでは多種多様な廃棄物が埋め立て処理されています

 

ボツワナで活動を始めてもうすぐ丸8か月経とうとしていますが、コミュニケーションの難しさや文化の違いなどまだまだ乗り越えられないこともたくさんあります。また思うように活動がうまくいかず悩むことも多々あります。しかし、それ以上にボツワナ人と共に活動できる貴重な経験ができていることにとても喜びを感じています。この気持ちを忘れずに自分らしく残りの日々も頑張りたいと思います。

 

2016年度4次隊・廃棄物処理・ボツワナ M.Y.

 

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