エクアドル派遣隊員報告

宮城県青年海外協力隊を支援する会の皆様、大変ご無沙汰しております。赴任前は盛大な壮行会を催してくださり大変にありがとうございました。

エクアドルへ来て早くも2ヶ月半が経とうとしています。最初の一ヶ月間は首都キトからバスで2時間のオタバロという小さな街で語学研修を受け、2月16日から赴任地のサリーナスにて勤務を開始しております。

エクアドルには3つの気候帯(山岳地帯:シエラ、海岸地帯:コスタ、亜熱帯:オリエンテ)とガラパゴス諸島という気候も風土も異なる4つの風景が存在します。首都キトはシエラにあり標高も約2,500mと高く、階段を登るのにも息切れが伴います。一方、私の赴任地であるサリーナスはコスタ地方に属し、年間を通して温かい気候が続き、1月から5月頃までは暑い日差しで街の海岸一帯は多くの観光客で毎日賑わっています。特に3月下旬のセマナ・サンタと呼ばれるキリスト教にとって大切な復活祭の週は全国各地や海外からの観光客で普段見ることのない渋滞が海岸近くで起こっております。毎日仕事帰りや休日には海やプールにすぐアクセスすることができるとても安全で快適な都市だと言えます。人々もとても明るく前向きなラテン人で優しい方ばかりです。

 

活動内容としましては、サリーナス市役所危機管理課において、主に防災教育に携わる予定になっております。当市では、2014年よりJICA技術協力プロジェクト「自身と津波に強い街づくりプロジェクト[1]」のパイロット3市として防災計画や建築制度の運用体制などの整備、ODA事業の一環である草の根無償資金協力において津波緊急警報設備の設置が行われるなど日本からの支援が続いております。エクアドルでは2016年4月16日にM7.8の地震が発生し、海岸地帯では多くの被害が発生しました。そうした事態を受け、市の大部分が海に面しているサリーナス市では地震・津波に対する危機感がさらに増していると言えます。

私が主に取り組みたいと計画しているのは、地域コミュニティ(地区単位、幼児や高齢者、障がいを持つ方などいわゆる災害弱者)での防災教育であり、市が策定した計画に基づいて緊急時の避難を迅速・的確に行うことができるミクロレベルでの取り組みを続けていきたいと考えております。現時点では、市内各地の巡回活動などに同行させてもらいながら、市内にある空軍士官学校では以前勤めていた石巻市での津波被害や教訓、自衛隊の復旧活動について紹介させていただきました。今後も教育現場や地域コミュニティなどで日本の災害や防災に対する取り組みを多く紹介させていただき、一人でも多くの方に防災・災害対策の重要性を伝えていきたい所存です。

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市内で最も高い場所にあるホテル(津波避難施設)から

 

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市内を見渡せる高台から望む夕日

 

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中心市街地

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魚介料理(サリーナス市内のレストラン)

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市役所の同僚の方々と

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設置中の津波警報装置

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空軍士官学校にて発表の様子

 

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空軍士官学校にて発表の様子

29-3次隊 エクアドル派遣 JV E.K. コミュニテイー開発

以上

 

 

 

 

 

 

 

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