隊員帰国報告会

平成29年6月3日(土)総会後、3人のOB、OGをお招きして隊員帰国報告会を開催、会員24名が参加しました。

1.日 時 平成29年6月3日(土) 16時30分から

2.場 所 仙台市民会館

3.講 師

菅野 ひかる(H26-4次隊) グアテマラ      感染症・エイズ対策

宮岸 誠  (H25-4次隊) パプアニューギニア  コミュニティ開発

橘 美佳  (H26-2次隊) インドネシア     環境教育

4.報告内容

1)菅野 ひかる

メキシコの南、西隣国にベリーズを持ちコーヒーが名高いグアテマラ共和国、赴任地はその南東端に位置するフティアパ県の人口約2万人のコングアコ市。気候は日本の春のような温暖でしのぎやすいが、地震国でたびたび災害が発生する。

活動は大きく分けて2つ、保健所勤務と小学校や糖尿病患者への気軽にできる体操実技指導「体操のお姉さん」である。

保健所では主にマラリア対策としての蚊防除と人の血を吸うサシガメ(カメムシの仲間)から感染するシャーガス病の対策である。蚊対策はボウフラ防除対策で家庭の水瓶等の衛生管理である。一方、サシガメの糞に潜むトリパノソーマ・クルージが吸血の際に傷口から侵入して発症するシャーガス病の周知と対策である。この病気は潜伏期間が長いときは十数年で輸血感染や母子感染し、重篤な心疾患や消化器疾患をおこし、若くして死亡する。サシガメはグアテマラの一般的な家屋の土壁の隙間やベッドの下を住処にし、夜間に活動する。シャーガス病の周知は一軒一軒居住地を周り、土壁の隙間等からサシガメを見つけ、住民に知ってもらう。

これまでの小学校や糖尿病患者等への体操指導は座学が主で、実技はほとんどやってこられなかった。糖尿病の場合、体操実技をすることで病気の軽減や進行を遅らせることができる。

任期末には自分が教えた兜の折り紙に感謝の言葉を書いたものを送られた。感謝の気持ちでいっぱいであった。

活動を通して、「わたしができること」、「わたしがしたいこと」、「相手が必要としていること」の条件を見出し、実践することが、青年海外協力隊として長続きさせる基本であることと結んだ。

菅野ひかる氏

菅野ひかる氏

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2)宮岸 誠

南太平洋、オーストラリアの北方ニューギニア島の東半分を占めるパプアニューギニア、赴任地は国北部のマヌス等を中心とする島嶼地区で人口は全州最小の約6万人、キリスト教、ココヤシ栽培と漁業が中心、主食はサゴヤシ、バナナである。国旗はドイツの植民地であったことでドイツの国旗の色等が反映されている。

報告は「パプアニューギニアの笑顔」の題、特にマヌス島民の笑顔に結びつく活動を基本とした。赴任当初、事務所に出勤したが、ほとんど一人で、誰とも会わない日も多くあった。3か月後、外に出ることとし、約6か月は「マヌスの人は何を求めているのか?」、「皆が幸せになるような活動をしよう!」探しであった。州政府の方針とマヌス島民の思いはすれ違い、軋轢の要素が漂っていた。

マヌス島民を笑顔にする島民自身で活動する方向が見いだせない中、約1年後卓球大会の話になり、なぜか卓球州代表に選ばれ、国際審判免許の取得、さらにはパプアニューギニア国体に参加、団体で銅メダルを獲得、これを機に周りから認められるようになっていった。

そこで、マヌス島民に伝統文化の重要性を認識してもらうよう「伝統文化意識向上支援」を企画、伝統打楽器の楽器デザインを支援、さらにマヌス隊員全員で「現地の人と共に!!」をキーワードに「祭り」を企画、州政府に掛け合い金銭、物資、人的支援を行い、実施した。島民は少しずつ主体性を意識し、友人となったヌマスの若者が楽器デザインを機に「デザインを仕事」にしなり、「ボクシング教室」を開いて、「笑顔」になっていった。

「発展の方向性は自分たちで決めて欲しい」、そして笑顔に、の言葉で報告を終了した。

しかし、治安がやや不安で協力隊の女性派遣はまだ実施されていない。

2)宮岸 誠

南太平洋、オーストラリアの北方ニューギニア島の東半分を占めるパプアニューギニア、赴任地は国北部のマヌス等を中心とする島嶼地区で人口は全州最小の約6万人、キリスト教、ココヤシ栽培と漁業が中心、主食はサゴヤシ、バナナである。国旗はドイツの植民地であったことでドイツの国旗の色等が反映されている。

報告は「パプアニューギニアの笑顔」の題、特にマヌス島民の笑顔に結びつく活動を基本とした。赴任当初、事務所に出勤したが、ほとんど一人で、誰とも会わない日も多くあった。3か月後、外に出ることとし、約6か月は「マヌスの人は何を求めているのか?」、「皆が幸せになるような活動をしよう!」探しであった。州政府の方針とマヌス島民の思いはすれ違い、軋轢の要素が漂っていた。

マヌス島民を笑顔にする島民自身で活動する方向が見いだせない中、約1年後卓球大会の話になり、なぜか卓球州代表に選ばれ、国際審判免許の取得、さらにはパプアニューギニア国体に参加、団体で銅メダルを獲得、これを機に周りから認められるようになっていった。

そこで、マヌス島民に伝統文化の重要性を認識してもらうよう「伝統文化意識向上支援」を企画、伝統打楽器の楽器デザインを支援、さらにマヌス隊員全員で「現地の人と共に!!」をキーワードに「祭り」を企画、州政府に掛け合い金銭、物資、人的支援を行い、実施した。島民は少しずつ主体性を意識し、友人となったヌマスの若者が楽器デザインを機に「デザインを仕事」にしなり、「ボクシング教室」を開いて、「笑顔」になっていった。

「発展の方向性は自分たちで決めて欲しい」、そして笑顔に、の言葉で報告を終了した。

しかし、治安がやや不安で協力隊の女性派遣はまだ実施されていない。

宮岸 誠氏

宮岸 誠氏

 

 

 

 

 

 

3)橘 美佳

インドネシアスマトラ島、南スマトラ州都パレンバン市が赴任地、人口約170万人、工業、商業が発展、また平野、湿地帯域でもある。パレンバン市を東西に流れるムシ川は貿易港でもあり、石油、ゴム、石炭、パームの重要な輸出港である。

活動はパレンバン市環境事務所、職員は約60人、6部があり、環境情報部に配属された。部の業務内容は、地域環境評価プログラム、気候変動対策・自給自足促進、環境系ボーイスカウト推進、学校環境活動推進プログラムの4つである。地域環境評価プログラムでは市域ごとに評価を受け、目標を達成すると広場にモニュメントが建立、環境推進に力を入れている。

しかし、学校環境活動推進プログラムを例にとると、学校で行われる環境活動はあくまでも評価を得るためであり、教育的効果は不足している。すなわち、プログラムは形式的であり、生徒は内容理解が不足、行動が伴っていない。つまり、「魂」が入っていない。ここでの活動は、学校巡回、教材づくり、イベントでの啓発活動で、座学ではなく、実際のゴミ拾い、さらに分別と実践教育を重視、体感してもらうこととした。イベントでの啓発活動では、教材で作成した「環境すごろく」、コンポストセミナーを実施、そしてインドネシア大学の環境教育イベントにパネラーとして参加しました。

活動では延1万人の皆さんと関わり、実践してきました。まだまだ、ごみのポイ捨て人間がいますが、そのような行為が「恥ずかしい行為」と認識されるよう祈念して、活動を終えました。

 

3)橘 美佳

インドネシアスマトラ島、南スマトラ州都パレンバン市が赴任地、人口約170万人、工業、商業が発展、また平野、湿地帯域でもある。パレンバン市を東西に流れるムシ川は貿易港でもあり、石油、ゴム、石炭、パームの重要な輸出港である。

活動はパレンバン市環境事務所、職員は約60人、6部があり、環境情報部に配属された。部の業務内容は、地域環境評価プログラム、気候変動対策・自給自足促進、環境系ボーイスカウト推進、学校環境活動推進プログラムの4つである。地域環境評価プログラムでは市域ごとに評価を受け、目標を達成すると広場にモニュメントが建立、環境推進に力を入れている。

しかし、学校環境活動推進プログラムを例にとると、学校で行われる環境活動はあくまでも評価を得るためであり、教育的効果は不足している。すなわち、プログラムは形式的であり、生徒は内容理解が不足、行動が伴っていない。つまり、「魂」が入っていない。ここでの活動は、学校巡回、教材づくり、イベントでの啓発活動で、座学ではなく、実際のゴミ拾い、さらに分別と実践教育を重視、体感してもらうこととした。イベントでの啓発活動では、教材で作成した「環境すごろく」、コンポストセミナーを実施、そしてインドネシア大学の環境教育イベントにパネラーとして参加しました。

活動では延1万人の皆さんと関わり、実践してきました。まだまだ、ごみのポイ捨て人間がいますが、そのような行為が「恥ずかしい行為」と認識されるよう祈念して、活動を終えました。

 

橘 美佳氏

橘 美佳氏

 

 

 

 

文責:富樫千之

 

 

 

 

 

 

文責:富樫千之

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