バヌアツ派遣隊員報告

宮城県の皆様、こんにちは。

日本の南北逆に位置する南太平洋の小さな島国、バヌアツに派遣されて1年が経ちました。首都ポートビラにある教育省の教育事業局基礎教育課に配属され、学校や州教育事務所配属等の他JOCVと協働しながら活動を進めています。

 

バヌアツの学校は日本と同じく3学期制ですが、1学期は2月から始まり5月まで、その後2週間のお休みを挟んで5月末から8月末が2学期。また2週間の休暇を挟んで9月から12月頭までが3学期です。日本では1学期と2学期の間の夏休みが長いですが、バヌアツでは年度が変わる夏休み(バヌアツは南半球なので12月、1月が夏)が長くなっています。

 

前回の報告では、バヌアツ人の良さを実感した募金活動のお話を紹介させていただきましたが、今回はこの長いバヌアツの夏休みに、ある小さな島を訪問しましたので、その島での生活の様子を報告したいと思います。

 

島の名前はアニワ。首都ポートビラから飛行機で南に約1時間ほど行き、タンナという比較的大きな島からさらに小さなプロペラ機に乗り換え約20分ほど東に向かった場所にあります。その島出身のバヌアツ人の友だちに聞いたところ、人口は約1,000人、島の北から南まで歩いて2時間程度でいける大きさの島です。

 

首都ポートビラでは電気、水道、ガス全て揃っており、大きなスーパーもあって、何不自由なく暮らすことができます。一方で、アニワのような離島は別。電気、ガスはなく、水道の代わりにタンクに溜めた雨水を使います。お店も小さな小売店が2、3あるだけです。比較的裕福な家庭ではソーラー充電器を持っていることがあります。車は島全体で1台しかないそうです。

 

食事は主に狩猟・採取。土壌がとても豊かで、そこら辺の森でマンゴーやパイナップル、ココナッツ、イモ類を取って食べたり、海に潜ってモリで魚をとったり、貝やカニをとったりしていました。家畜として豚と鶏を飼っている家庭もあり、お祝い事の時にはその家畜を殺して食べるそうです。私も実際にココナッツの木に登って実を取ったり、パチンコを使って鳥を打ち落とそうとしたり、鶏を殺して調理したりする経験ができました。

 

日本はもちろんバヌアツの首都でもあらゆるモノが揃っており、お金さえあれば手に入れられることができます。しかし、小さな島アニワの生活ではお金は重要ではなく、自分で食べ物を取る力が大切でした。そんな価値観に触れることができる大変貴重な経験となりました。

バヌアツの地図、首都はポートピラ、赤い丸がアニワ

バヌアツの地図、首都はポートピラ、赤い丸がアニワ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

飛行機から見えるアニワのラグーン

飛行機から見えるアニワのラグーン

 

 

 

 

 

 

 

アニワの住民の家、ナタングラという葉っぱで作られています

アニワの住民の家、ナタングラという葉っぱで作られています

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パチンコのやり方を教えてくれる友達

パチンコのやり方を教えてくれる友達

 

 

 

 

 

 

 

 

素もぐりでモリを持って魚をしとめに行ってます

素もぐりでモリを持って魚をしとめに行ってます

 

 

 

 

 

 

 

 

鶏を殺して捌いている様子

鶏を殺して捌いている様子

 

 

 

 

 

 

 

 

バヌアツ人は子供でも軽々とココナツの木に登れます

バヌアツ人は子供でも軽々とココナツの木に登れます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

27-3次隊 バヌアツ派遣 Y.J. 教育行政・学校運営

以上

 

 

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