総会中止のお知らせ

宮城県青年海外協力隊を支援する会
会員の皆様

中国武漢を発生源とする新型コロナウィルスは世界に蔓延、多くの罹患者と死者が出てしまいました。
1月30日(木)に世界保健機関(WHO)は中国を中心に拡大している新型コロナウィルス感染により「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」宣言が出され、日本においても大都市を中心として多くの人々が感染、4月7日(火)には政府から「非常事態宣言」が発表され3密(密集、密閉、密接)を避け、Stay Homeの奨励が出されました。

さらに、5月4日(月)には「非常事態宣言」が事態の好転を期待されつつも5月末まで延長されました。
加えて、県境を跨る移動の自粛が励行、経済の落ち込みは「リーマンショック」を超えると予想されています。

JICAでは派遣されている協力隊を可能な限り帰国、隊員の活動は休止され、再活動の見通しは立っていません。
3月3日(火)に予定されていた「全国育てる会」の代表者会議は中止、隊員募集も中止となっています。

5月、6月はNPO法人、各種団体、同窓会、町内会等の総会シーズンですが、軒並み中止になっております。
「宮城県青年海外協力隊を支援する会」の総会も例年6月に実施していますが、新型コロナウィルス感染防御のため2020年は中止とさせていただき、2019年度(令和元年度)の活動は、紙面にて簡単に報告させていただきます。

新型コロナウィルスの早期の終息を願い、さらに1日でも早い協力歳の活動並びに支援する会の再開を祈念しております。
何卒ご理解のほど、宜しくお願い致します。

また、本会は会員皆様の会費で運営しております。
今年度も会費の納入にご協力願います。

宮城県青年海外協力隊を支援する会
会長 富樫千之

Rwanda(ルワンダ)通信 Vo.6

仙台市健康福祉局生活衛生課 豊川絢子
(発行:2019.12.20)

■はじめに
あっという間に今年もあとわずかとなりました。
日本のような季節感がないルワンダにいると、日本の年末が非常に恋しくなります。
ちなみにルワンダでは、年末年始を盛大にお祝いする習慣がなく、去年の大晦日は自宅で静かに過ごしました。
さて今回は、今取り組んでいるジェリカン洗浄キャンペーンについて紹介します。

 

■ジェリカン洗浄キャンペーン/Jerrycan Wash Campaign

ジェリカンとは?
ルワンダでは、水を汲む時に使うポリタンクのことをジェリカンと呼んでいます。
黄色もしくは白いものが一般的です。
水道が通っていない家庭は、このジェリカンを持って水を汲みに行きます。
ちなみに私の家にも6つのジェリカンがあります。
多くの住民がジェリカンを使っていますが、中を覗くとカビや藻、土で非常に不衛生。
中が洗いにくい構造になっているため、なかなか綺麗に洗うことができません。
これはダメだ!ということで、ジェリカン洗浄を広めようと日々活動しています。

<ジェリカンで水を汲む村人たち>
ジェリカンで水を汲む村人たち

 

①洗浄方法の模索
中が非常に洗いにくいジェリカン。
どうしたら汚れが良く落ちるかいろいろな方法を試しました。
できるだけお金をかけず、環境にも配慮し、身近なもので試行錯誤した結果、卵の殻と少量の水で汚れが良く落ちることを発見しました。
頑固な汚れには石鹸や小石、葉っぱ、重曹なども合わせると、とても綺麗になることがわかりました。

<砕いた卵の殻>
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<石鹸>
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<小石>
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<瓶のふた(王冠)>
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<ベーキングパウダー>
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<kateye(ランタナ)の葉>
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②データ収集、対象の決定
活動先のヘルスセンターで、下痢や寄生虫の患者がどのくらいいるのか、毎月のデータを集めました。
これらの疾病は不衛生な水に起因すると考えられます。
患者の年齢、性別、住所を確認し、患者が最も多い村を3つ選定しました。

<ヘルスセンターの同僚たち>
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③村でのミーティング
選定した3つの村を訪問し、村長、村役場の職員、衛生クラブのリーダー、コミュニティヘルスワーカーと打合せを行いました。
患者が多い現状を伝え、ジェリカン洗浄キャンペーンを提案しました。
村の定例ミーティングに招いてもらい、そこでキャンペーンを行うことになりました。

<打合せの様子>
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④卵の殻集め
キャンペーンで使う卵の殻を集めるため、近所の商店やレストラン、ホテル、パン屋さんに専用容器を置かせてもらい、卵の殻を集めてもらいました。
生卵の殻は細菌汚染の可能性があるため、ゆで卵の殻限定としました。

<Ibishishwa by’amagi (卵の殻)と書かれた容器>
たくさんの殻を詰めてくれたレストランのスタッフ。ルワンダの卵の殻は茶色が一般的。

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⑤湧水での水質検査
選定した3つの村の住民たちは、近くの湧水の水を飲んでいることがわかりました。
そこで、キャンペーン
開始前にその湧水を訪ね、水質検査を行いました。
<大きな異常はなかったものの、大腸菌群が検出された湧水もありました。>
水質検査

 

⑥キャンペーン当日
村の定例ミーティングで水因性疾患の多い現状を説明した後、いざジェリカン洗浄!
事前にお知らせし、住民たちに自宅から汚いジェリカンを持ってきてもらい、グループに分かれてジェリカンを洗ってもらいました。
卵の殻と少量の水だけで汚れが落ちることがわかり、驚いている村人もいました。
長年洗ってこなかったジェリカンの頑固な汚れはなかなか落ちず、自ら持参した石鹸やハーブのような葉っぱ(良い香りでよく泡立つ)を試してみる村人も。
また、参加者数名に家族構成や水の入手方法、最近下痢になったか等、アンケートを取りました。

<キャンペーンの概要説明>
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<グループワーク>
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<たくさんの子供たちも参加>
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<Before・After>
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<ジェリカンから出てきた汚れ>
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<大人も子供もシェイクシェイク!!>
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⑥今後の活動
ジェリカン洗浄を継続的に実施してもらえるよう、村の衛生クラブへ出向いて多くの人に再度ジェリカン洗浄の大切さを伝えていきたいと思います。
また今回のキャンペーンで使用したジェリカンが綺麗なまま保たれているか、家庭訪問をして確認したいと考えています。

今回事前に行った水質検査で、大腸菌群が検出された湧水がありました。
この湧水のまわりには保護柵がなく、動物や人が自由に出入りできる状況です。
実際に訪れた際も、湧水のすぐ近くで牛が草を食べ、糞が散らばっている状況でした。
水源汚染を防ぐため、このような状況を村長や村役場の職員とも共有して、環境を改善していきたいと思います。

<湧水の近くで草を食べる牛> 糞もたくさん散らばっていました。
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活動報告【2017年3次隊 エクアドル(防災・災害対策)】

活動報告
2017年3次隊 エクアドル(防災・災害対策)木﨑恵理子

宮城県青年海外協力隊を支援する会の皆様、大変ご無沙汰しております。
私は、2018年1月よりエクアドル共和国サリーナス市役所危機管理部にて防災・災害対策の活動をしている木﨑恵理子です。

日本を出発してから早一年半が過ぎ、残すところ私の任期もあと5か月余りとなりました。
前回報告時の去年3月は赴任して間もなく、スペイン語も生活も慣れない環境でしたが、現在は海岸部(コスタ)での生活や食事にはすっかり慣れ、美味しい魚介類やバナナを使った現地料理を堪能しています。
漁師町に暮らす彼らの話すスペイン語の早さにはまだ慣れていませんが、陽気なコスタの人々との生活をとても満喫しています。

活動を行うサリーナス市では、JICA技術協力「地震と津波に強い街づくりプロジェクト」が2017年7月より2021年3月まで入っており、3か月に一度の割合で地震・津波の専門家が日本から来てくださり、津波浸水地図や避難計画策定、市の防災計画アジェンダや耐震建築制度遵守にかかる政令策定補助など、技術的支援を継続してくださっているため、ボランティアとしてはソフト面での支援、つまり防災教育活動を中心にこれまで活動を行ってきました。

サリーナス市はエクアドル最西端に位置し、両側を海に囲まれた半島のようになっており、海抜10メートル以下の市街地が大半を占め、大雨・洪水・高潮・地震・津波といった災害にとても脆弱な地域であると言えます。
最西端にあるチョコラテーラと呼ばれる岬から60㎞の場所に海溝プレートが走っており、専門家によると大地震が発生した場合は最短16分あまりで市内に津波が到達し、8割ほど浸水すると予測されています。

2014年に市役所危機管理課(現在の危機管理部)が創設され、市内でイベント開催時の危機管理計画等、様々な場面での危機対策管理と報告を日常の業務としており、同僚たちは点検のため現場へ出ていることが多いです。
防災教育に関しては、JICAプロジェクトでの活動を通し教育省との連携が始まり、JICAボランティアとして私が赴任した2018年3月頃からは、教育省と連携して管理職や教員向け研修会を実施し、全48校の研修に同僚と入っていくこととなりました。

子ども、保護者、教員、そして地域コミュニティや公的・民間機関等への研修を同僚と断続的に続けたところ、2019年7月現在で人口9万人のうち2万人ほどに研修を行ってきました。
私の赴任前に参加者が数千人しかいなかった避難訓練にも、研修に行った教育機関を中心に1万人以上が参加し、ソフト面での防災啓発活動が少しずつ実を結んでいることが何よりも嬉しく、曜日や時間関係なく一生懸命働く同僚たちにとっても防災に携わる意識や動機付けの向上に繋がっていると実感しています。

ボランティア独自の防災教育活動としては、日本で開発された防災教育教材「ぼうさいダック」のスペイン語版「パトぼうさい」を使った3歳から10歳ごろの子どもを対象とした防災研修をこれまで重点的に行ってきました。
初めてぼうさいダックスペイン語版を開発された元エルサルバドル防災・災害対策隊員の先輩方に多大なご協力をいただき、任地サリーナスでも2018年4月に地域管轄教育委員会へ紹介し、興味を持っていただいたので同年5月に市内教職員対象に研修、同年7月末から市内5校の子どもたちへの研修をとおし、市役所広報課や他同僚の多大な協力を得て、2018年11月にサリーナス版ぼうさいダックを作成・印刷しました。

サリーナス版「パトぼうさい」では暴風雨、洪水、土砂崩れ、火事、地震、津波の6災害について、カード表面に災害のイメージ画像、裏面には発災時に取るべき初期動作をを動物で表現し、言葉の発達段階にある子どもたちにもジェスチャーと簡単な動物の名前で憶えてもらい、非常時の自助の力を育むことを目的としています。
(例:地震の際はアヒルになって頭を守ろう、津波の際はチーターになって安全な高台へ逃げようなど)カードで学んだことをさらに体で習得するため、日本で作成された「ぼうさいのうた」スペイン語版を同僚と編曲・作成し、市内5校の子どもたちや同僚の協力も得て、子どもたちが演奏・合唱・振付をするプロモーションビデオを作成することができました。
Youtube【PATO BOSAI OFICIAL ECUADOR GAD SALINAS PROV STA ELENA】 →こちらのリンクから作成したビデオを見ていただけます)
2018年7月から市内の学校で始めた子ども向けパトぼうさいの研修は、2019年7月現在で市内25校、約4.200名以上の子どもたちに行っております。
(同様の研修をエクアドル国内9か所の隊員任地の学校などで計1,000名以上に研修を行いました)研修時には各学校に本教材を1セットずつ配布し、子どもたちには大変好評を得ております。

エクアドルでの活動においては市役所や関係機関との人間関係、調整しても時間通り、予定通りに物事が進まない難しさや、公務員の安定雇用が確保されていないため、職員の度重なる解雇・異動など予想できない出来事の連続でした。
統一地方選挙の期間中の2019年2月から3月にかけては選挙活動による通常業務がほぼ行えない状況となり、防災研修がほぼ行えず、心身ともに辛い時期が続きました。
その間、他隊員の任地見学や他防災隊員とのコラボ活動などを通して少し視点を変えて自身の活動を見直すことができ、今日までなんとか一年半活動を続けてくることができました。

残り5か月あまりで出来る活動として、2019年7月末からは教員向けのパトぼうさい研修と津波避難ルートための災害時図上訓練(DIG)といった研修も開始し、私の任期満了後も継続した教育活動が続いてくれることを切に願っております。

■写真1活動報告 2017年3次隊エクアドル_1
サリーナス市内の展望台から見た市内(両側が海に囲まれた半島部が市街地です)(2019年6月)

■写真2
活動報告 2017年3次隊エクアドル_2
津波避難訓練時の様子(2018年10月)

■写真3
活動報告 2017年3次隊エクアドル_3
サリーナス市で行った日本文化紹介イベントでの隊員仲間との音楽演奏(2018年7月)

■写真4
活動報告 2017年3次隊エクアドル_4
防災研修を行っている様子(3歳から10歳の子ども向け)(2019年7月)

■写真5
活動報告 2017年3次隊エクアドル_5
防災研修を行っている様子(高学年以降)(2019年7月)

■写真6
活動報告 2017年3次隊エクアドル_6
市役所の同僚たちと(2019年2月)

「宮城県青年海外協力隊を支援する会」 2019年2次隊壮行会

2019-2壮行会

「宮城県青年海外協力隊を支援する会」2019-2次隊壮行会を令和元年11月28日にいつもの「大ばん」で18時30分から開催いたしました。
宮城県からの派遣される隊員は9名で壮行会には8名が参加してくれました。
送る側からは、支援する会・OB会15名、JICAから4名、帰国間もないOBが1名の総勢28名の久しぶりに派遣隊員の多い壮行会となりました。

派遣国はアジア、アフリカ、中米、カリブ海国、大洋州とまさに全世界への派遣になります。
皆さんからは、毎度のことながら、最初は思いどおりにならないから焦らず活動してほしい、健康に留意して、無事に帰国することも大事な仕事などのアドバイスがあり、JVからはそれぞれの意気込みが語られ、楽しい壮行会になりました。
隊員の概要は以下のとおりです。

① K.Y.【パナマ/日本語教育/女川市】
② H.M.【バヌアツ/看護師/仙台市】
③ S.H.【カンボジア/土壌肥料/仙台市】
④ A.K.【ラオス/PCインストラクター/仙台市】
⑤ S.M.【マラウイ/小学校教育/仙台市】
⑥ S.Y.【インドネシア/サッカー/仙台市】
⑦ T.M.【ドミニカ共和国/コミュニティ開発/仙台市】
⑧ S.N.【ベナン/感染症・エイズ対策/仙台市】
⑨ O.M.【モザンビーク/数学教育/南三陸町】→欠席

前列は1人を除いて派遣隊員になります。

2019 JOCV帰国報告会

2019.12JOCV報告会
※左2人目からが隊員3名です。

2019年のJOCV帰国報告会が2019年12月20日(金)13時30分からJICA東北で開催されました。

報告は、①M.A.【2017年度1次隊/フィジー共和国/理学療法士】 ②S.Y.【2017年度1次隊/スリランカ/高齢者介護】 ③S.M.【2017年度2次隊/ベナン/コミュニティ開発】の3人で「宮城県青年海外協力隊を支援する会」からは3人が参加しました。
壮行会で送る言葉としている「最初から順調な活動はできないので、あせらずにキーパーソンの協力を得ながら活動してください」としていましたが、3人とも同様の報告があり、その後は有効な活動ができ、確かな足跡を派遣国に残したようです。

実は、M.A.さんのフィジー共和国とS.Y.さんのスリランカ民主社会主義共和国は「視察の旅」で訪問、S.M.さんは前職と深いかかわりがあり、懐かしくもありました。帰国後は隊員経験を活かして仕事に取り組みたいとのことでした。

支援する会ー令和元年忘年会

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令和元年12月23日(月)、「JICA-JOCA-OB会-宮城県青年海外協力隊を支援する会-日本キリバス協会合同忘年会」と冠した令和元年の合同忘年会を「だんまや水産広瀬通店」で開催しました。
参集はJICA3名、JOCA2名、OB会2名、宮城県青年海外協力隊を支援する会17名、日本キリバス協会1名、計25名で、大盛況でした。

話題は「支援する会の30周年記念誌」やJOCAが岩沼市で活動している事業(令和3年の早い時期に温泉を含めた建物が落成予定)等で、早くも岩沼での令和3年新年にも話が及びました。

以上。

モンゴル派遣隊員報告

〈はじめに〉

2018年7月からモンゴルのトゥブ県ゾーンモドの学校で,バレーボール隊員として活動しています。日本はこの夏,かなり暑い日が続いたと聞きました。任地に来て初めての夏。6・7月は日本の夏のように気温は上がりますが,湿度が低いのでカラっとしていました。8月に入ると雨が降ったり,気温が上がらなかったりする日が増え,朝晩の気温はひとケタになり秋の訪れを感じています。また,冬は-30℃以下になりました。今年の冬も極寒が待っていますが,家や学校の中はとても温かいです。半袖で生活できるほどです。そんなモンゴルでの活動について紹介します。

 

〈任地について〉

首都ウランバートルから南へ50kmのところにあるトゥブ県の県庁所在地ゾーンモド。とても小さな町で,周りは山に囲まれたのどかなところです。近くの草原では遊牧民が多くの羊や馬などの家畜に草を食べさせている風景が見られます。また,町の中にも家畜の動物たちが草を食べにやってくる時があります。

 

〈活動について〉

活動の様子を紹介したいと思います。私はバレーボールの職種で小中高の一貫校に配属されています。

・課外活動としてバレーボールの指導

・体育の授業のバレーボールの単元での指導

・小学生に対してバレーボール教室での指導

 

・課外活動としてのバレーボールの指導

1年間継続的に行っているのが,この課外活動の指導です。日本で言うと部活動のようなものです。時期や曜日によって,年齢や性別を分けて指導をしています。その中でも高校生の男女に指導する機会が多く,大会も3回ありました。この学校では,週に5回,練習を行っています。活動の中で大切にしていることは,パスやサーブなどの基本練習を継続して行うことです。モンゴルでは,バレーボールが盛んに行われています。子どもから大人まで親しまれているスポーツですが,ただゲームをして楽しむだけでなく,基本的なプレーを大切にすることで,さらに上のレベルの楽しさが味わえるということを伝えたいと思いながら指導しています。子どもたちは向上心があるので,根気のいる練習にも熱心に取り組む生徒が多く,どうしたら自分のプレーがよくなるのかと聞いてくることもあります。

 

・体育の授業のバレーボールの単元での指導

高校生の体育のバレーボールの単元で指導を行いました。モンゴルでは,ボールを渡して生徒たちが好きなようにパスをしたり,ミニゲームをしたりすることがよくあります。子どもたちはバレーボールが大好きなので楽しんでいるようには見えますが,技能を学んでいないため,日本での授業のように一つ一つの技能の学習ができるよう展開していきました。体育理論や球技とバレーボールの特性を説明しながら実技を展開していくために,絵や大切な言葉を紙にプリントアウトして説明しました。生徒たちは,バレーボールの特性を活かした簡単なボール遊びから学習し,よりバレーボールに大切な【仲間とボールをつなぐ・落とさない】ことを学んでいきました。

 

・小学生に対してバレーボール教室での指導

モンゴルの学校は多くが2部制のため,午後に授業がある小学4・5年生を集めて,午前中にバレーボール教室を行いました。バレーボール教室と言っても最初は,ボールを使う前に体つくり運動を多く取り入れました。モンゴルの小学生はやったことのない動きが多く,初めはできないと言いますが,2・3回練習をすることでできる動きが増えてきます。例えば,スキップや馬跳び,回転しながらジャンプをするなど楽しみながら挑戦しています。また,必ず準備運動でラジオ体操を取り入れています。ボール遊びなどをしながら,バレーボールの基礎,アンダーハンドパスやオーバーハンドパスを指導しています。

 

その他にも,地域の方にラジオ体操を指導したり,日本語教室で会話の練習を行ったりしています。

 

モンゴル派遣隊員報告 M.H. バレーボール隊員として活動中。

ドミニカ派遣隊員報告

コミュニテイー開発

はじめに 2017年11月より、ドミニカ共和国の東に位置するラ・アルタグラシア県のイグエイ市というところで、コミュニティ開発隊員としてNGOの小児口腔予防衛生協会 ソンリサという歯科診療所で、主に口腔衛生に焦点を当てて活動をしています。 また、口腔衛生だけではなく、栄養指導や手洗いについてもカウンターパートを含めた同僚と一緒に衛生教育に携わっています。

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(配属先 NGO小児口腔予防衛生協会 ソンリサ)

任地について

私が派遣されているラ・アルタグラシア県は首都から東へバスで3時間程のところに位置しています。 任地のランドマークであるラ・アルタグラシア教会は、ドミニカ共和国の50ペソ紙幣に描かれています。 特に週末は国内外からたくさんの観光客が来ています。 また、普段は教会内の敷地を走ったり、歩いたりしている人達がたくさんいて任地の人たちの憩いの場となっています。

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(写真 ラ・アルタグラシア教会)

活動について

主に、講習会で使う資料を作成したり、毎月変わる掲示板を月々のテーマを基に作成したり、また院内外(院外は出張診療等)での講習会を行っています。 資料は主にカウンターパートと一緒に作成しています。 診療所内での講習会も、また、出張診療の際の講習会でも不特定多数の方を対象に行うので、どんな対象者にもわかりやすい説明が出来るように心がけています。また、特定できる対象者にはその年代に合う講習会、対象者に合わせた講習会を心がけています。その時によって少し伝え方を変えます。 また、これ以外にも配属先を通しての活動として、絵の授業を持ったり、音楽の授業のアシスタントをしたりしています。絵や音楽の授業の前には口腔衛生や栄養指導の講習会も行っています。 歯が痛くなってから診療所へ来院する人が多く、まだまだ予防をするというのは根付いていない印象があります。特に出張診療の際は口腔衛生の助言を多くの人へ行っています。 残り任期2ヶ月となりましたが一人でも多くの人へ口腔衛生の大切さを伝えられるよう、この活動を引き続き行って行きたいと思います。

 

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(出張診療での講習会の様子)

 

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(出張診療での講習会の様子)

 

 

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(絵の授業)
任地の人たちとの交流について

敬虔なクリスチャンがとても多い印象です。 初めはかなり警戒されていましたが、交流が深まると優しく親切な人が多い印象があります。 任地では日本人は珍しいようで、馴染むまでにかなりの時間がかかったように思います。 特に徒歩圏内は毎日笑顔で挨拶を続けていたら大体一年が過ぎた頃から街の人たちの態度が変わってきました。 この1年10ヶ月は活動でも活動以外でもコミュニケーションに重点を置いてきました。そうしているうちに、任地の人たちとご飯を一緒に食べる機会も増え、同じ時に同じ物を食べることも大切だと学びました。一気に距離が縮むように思います。 この2年で得た信頼関係は初めから語学が流暢だったとしても得られなかったと思います。 これまでのここでの生活で得た物はとても大きく、今後も任地の人たちと積極的に交流を図っていきたいと思います。

ドミニカ派遣隊員報告 コミュニテイー開発 M.G.

以上

 

 

 

ルワンダ派遣隊員報告その3

ルワンダ  平成30年7月派遣 公衆衛生

<はじめに>

日本は新緑の季節となりました。桜を見ない春は生まれて初めてでしたが、たくさんの方に仙台の桜の写真を送っていただき、お花見を楽しみました。さて今回は、私の活動先の1つである、ルワマガナヘルスセンターでの業務について紹介します。

 

<子供の身体測定>

5歳以下の子供の約35%が栄養失調と言われているルワンダ。私の配属先である保健課でも、栄養失調の改善に力を入れています。2019年1月から活動しているルワマガナヘルスセンターでは、毎週月、木、金曜日に子供の予防接種を実施しており、その際に子供の身長と体重を測り、栄養状態を確認しています。栄養失調かどうかは、WHOが定めている成長曲線から判断します。成長曲線には様々な種類があり、それぞれ男女で分かれています。普段使用しているのは、身長/月齢曲線と体重/身長曲線です。曲線と照らし合わせ、栄養失調と判断された子供には、行政が様々なサービスを提供しています。

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身長/月齢曲線(男児)

 

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体重/身長/曲線(女児)

 

<牛乳配布>

軽度の栄養失調と判断された子供には、毎週火曜日に牛乳を配布しています。ルワンダでは、地方や村にいくほど冷蔵庫を持っている家庭はほとんどありませんので、常温保存できるロングライフ牛乳を配布しています。1日あたり500ml×7日分なので、1回に一人あたり3.5Lを配布します。母親が市場などに転売したりしないように、牛乳には「非売品」のスタンプがついています。(この牛乳をお店で買おうとすると、500ml600フラン、約60円です。7日分だと4,200フラン、村人にとっては大金です。)配布すをる際、子供の腕回り(MUAC : Mid-Upper Arm Circumference)を測ったり、母親が持参してくる離乳食を見て栄養指導をしたりしています。ルワンダの食生活は、タンパク質不足になりがちなので、小魚パウダーや豆、ピーナッツパウダーなどを多く入れるように指導しています。(村人にとって肉は高く、なかなか買えません。)また、ビタミン/ミネラル類を摂るために、野菜を多くいれるよう指導しています。

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ロングライフ牛乳“非売品”の赤いスタンプがついている

 

<栄養補助食品の配布>

重度の栄養失調の子供には、子供の体重に応じてRUTF(Ready-to-use Therapeutic Food)という栄養補助食品を配布しています。1つ500キロカロリーで、様々な栄養素が含まれており、ピーナツバターのようなペースト状になっています。

また、毎月最終水曜日には貧困家庭へポリッジの配布も行っています。ポリッジは日本人にはあまり馴染みがありませんが、ルワンダでは朝ごはん等でもよく食べられています。配布しているポリッジは2種類あり、黄色いパッケージは妊娠中、授乳中の母親用、緑のパッケージは6か月以上2歳以下の子供用です。

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様々な栄養素が含まれるポリッジ

アフリカの多くの国で配布されているRUTF

 

 

 

 

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同僚と身長を測定している様子

2019年4月にルワマガナヘルスセンターに来た子供437人のうち、28人が栄養失調と判断されました。今後は、栄養失調が特に多い月齢、村等から対象を絞り込んで、特にサポートを必要としている人のもとへ、ヘルスセンターのスタッフとともに足を運びたいと考えています。

 

<ルワンダで発見これな~に?>

ルワンダで初めて出会ったフルーツを紹介します。これはツリートマトというフルーツです。果肉はオレンジ~赤色で、黒い種がたくさん入っています。風邪や貧血の人が食べると良いと言われています。手のひらにおさまるサイズで、半分に切ってスプーンで食べますが、現地の人はてっぺんを歯でちぎって、吸い取るようにして食べています。あまり甘くなく、酸味もあり、トマトのようでもあり、キウイフルーツのよう でもあります。

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以上 ルワンダ派遣隊員報告 その3 公衆衛生 A.T.

宮城県青年海外協力隊2019年1次隊壮行会

「宮城県青年海外協力隊を支援する会」2019-1次隊壮行会を令和元年7月10日にいつもの「大ばん」で18時30分から開催いたしました。宮城県からの派遣されるJV3名が参加されました。送る側からは、支援する会・OB会13名、JICAから3名、総勢19名の壮行会となりました。

参加した3名は看護系2名、教育系現職参加1名の3名でした。皆さんからは、最初は思いどおりにならないから焦らず活動してほしい、健康に留意して、無事に帰国することも大事な仕事などのアドバイスがあり、JVからはそれぞれのバックがランドや隊員としての意気込みが語られ、楽しい壮行会になりました。隊員の概要は以下のとおりです。

  • Y. JV 派遣国:インドネシア  職種:公衆衛生 仙台市
  • M. JV 派遣国:キルギス 職種:青少年活動  石巻市
  • E. JV 派遣国:ガーナ   職種:コミュニティ開発 仙台市

 

2019年1次隊壮行会

2019年1次隊壮行会

 

 

 

 

 

 

 

 

以上