ブラジル派遣隊員報告

活動の地ブラジリア連邦区ブラズランディア市は、首都ブラジリアから車で約1時間離れた農村地域です。私はアルカージ日本語学校で、日本語教師として活動しています。配属先の日系人協会では年に4回、行事を行っています。その中でも最大規模の苺祭りが、9月の第1、2週の金、土、日の計6日間(10万人が来場)で行われました。私の活動先の学校でも、お店を出しました。父兄の方のアイデアで竹を使ったキーホルダーに日本語で名前や、「家内安全」のような標語を書いて売ったら、絶対に売れる!という事で、父兄が中心となり、生徒と先生で商品を手作りしました。私自身は素人が書いた日本語でお客が満足するのか…半信半疑でしたが、結果は6日間でR$7,600を売上げて大成功でした。成功要因は、ほとんどが家族連れで、子供へのプレゼントが多かった為でした。カタカナで名前を書いたのも好評でした!売上げは学校運営資金になりました。赴任して3ヶ月だったので、父兄や生徒達と、準備~販売まで一緒に過ごして、距離が縮まり、現地の人とも交流して、良い体験でした。

 

事前準備

事前準備

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カタカナで名前を記入

カタカナで名前を記入

 

 

 

 

 

 

 

苺祭りキーホルダー

苺祭りキーホルダー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミス・モランゴ

ミス・モランゴ

 

 

 

 

 

 

28-1次隊 ブラジル派遣 T.T. 日本語教育

以上

 

 

 

ヨルダン派遣隊員報告

今年1月の中旬にヨルダンに派遣され、もうすぐ5カ月が経とうとしています。文化や価値観の違いにギャップを感じることや言葉が通じなくて苦労することも多いですが、私なりに現地での生活や活動について報告したいと思います。

 

・文化や生活習慣

ヨルダンは93%の国民がムスリムであり、生活や価値観の中にイスラム教が深く根付いています。ヨルダンで生活していると1日5回お祈りの時間を知らせる「アザーン」がモスクから聞こえてきます。ムスリムの人たちは、人や状況にもよりますがモスクの他、職場や自宅などでもこの時間に数分お祈りをします。私の友人はこのお祈りの時間が一番落ち着く時間だと言っていました。毎日のお祈りの他に、豚肉を食べない、飲酒をしない(タバコはOK)などいくつか決まりがありますが、それらに気を付けていればムスリムの友人たちと過ごすことに難しさを感じることは一切ありません。

また、ちょうど6月6日~7月5日まで1カ月のラマダン(断食)の期間となります。ラマダン期間中は早朝日の出前から日没(20時頃)まで水も含め飲食を一切しません。そのため学校などはテスト期間の後、夏休みになり、仕事をしている人たちも通常よりも勤務時間が短くなることが多いです。仕事が早く終わった後は自宅でのんびりと過ごしていると聞きます。断食をすることによって世俗的な快楽を一時的に控え、日ごろ飢える人に思いを馳せるなど、自己浄化や精神の成長が目的だそうです。日中30度以上で日差しが照りつけるこの時期に断食をするなんてつらいことだと思っていましたが、ヨルダン人たちはラマダンが好きな人が多いです。理由を聞いてみるとラマダンは特別な期間で健康にもよいし、日没後はラマダン期間中しか食べられない料理を食べることができるからだそうです。その証拠に街ではラマダンに合わせて月や星柄の電飾を飾ったり、セールが行われたりお祭りのようでもあります。

その他のヨルダンの印象としては、先進国に近い部分と開発途上国に近い部分が混在しているように感じています。首都のアンマンには大きなショッピングモールもあり、マクドナルドやスターバックス、ZARAやH&Mなど世界的に有名な外資系の飲食店や洋服店が軒を連ねています。一方で、舗装された道路を羊などの大量の家畜が横切る、バスで隣になった人に気軽に食事に誘われる、村では庭で家畜を飼育しているなど途上国らしさを感じることもあります。

 

・活動の様子

私はパレスチナ難民キャンプにある障害者施設にて知的障害児の指導や指導員の育成をしています。施設には日々40名前後の子供が通い、勉強や生活指導を受けています。施設で働き始めてもうすぐ3カ月になりますが、これまでは主に教材提供とそれらを使った子供たちへの指導法を先生たちに伝えてきました。

教材提供をしようと考えた理由は、施設に配属されて先生たちや子供の様子を観察しているうちに問題点に気付き、教材提供が一つの解決策になるのではと考えたからです。私の施設では、どんなに生徒がいても先生と生徒1対1で指導をしています。一人10分程度でその子に合わせた課題をやります。一人一人に合わせた指導ができるという意味ではよいのですが、1人が授業をしている間その他の子供たちは全員待ち時間となり、暇な時間が生まれます。ただでさえ集中が難しい子供が多いため、生徒たちは立ち歩いたり、他の子とおしゃべりをしたりといくら注意しても問題行動を繰り返します。これでは子供たちにとっても時間がもったいないし、先生も注意ばかりで大変だと感じ、子供が待ち時間の間にできるプリントや教材を用意し、使い方を先生たちに教えました。書くことが苦手でプリントに取り組めない子には手先を動かして勉強できるパズルなどの教材を用意し、また私がいなくなっても使えるようにとルールが簡単なプリントを選びました。今では、私が用意したプリントを原本としてコピーをしながら授業にも取り入れてくれています。また、パズルなどの教材は施設長が予算を割いてくれ、他のクラス用にも購入しました。

まだまだ課題も多いですが、これからも先生や生徒たちと関係を築きながら自分なりに活動していきたいと思います。

以下は、アンマン、ブラックアイリス(ヨルダン国花)、マンサフ(伝統的なヨルダン料理)、死海1、2、授業風景の写真です。

 

首都アンマン

首都アンマン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブラックアイリス

ブラックアイリス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マンサフ

マンサフ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

授業風景 先生と生徒1対1

授業風景 先生と生徒1対1

 

 

 

 

 

 

 

 

イスラエルと国境を接する死海

イスラエルと国境を接する死海

 

 

 

 

 

 

 

27-3次隊 ヨルダン派遣 H.I. 障害児教育

以上

 

 

 

バヌアツ派遣隊員報告

宮城県の皆様、こんにちは。

日本の南北逆に位置する南太平洋の小さな島国、バヌアツに派遣されて1年が経ちました。首都ポートビラにある教育省の教育事業局基礎教育課に配属され、学校や州教育事務所配属等の他JOCVと協働しながら活動を進めています。

 

バヌアツの学校は日本と同じく3学期制ですが、1学期は2月から始まり5月まで、その後2週間のお休みを挟んで5月末から8月末が2学期。また2週間の休暇を挟んで9月から12月頭までが3学期です。日本では1学期と2学期の間の夏休みが長いですが、バヌアツでは年度が変わる夏休み(バヌアツは南半球なので12月、1月が夏)が長くなっています。

 

前回の報告では、バヌアツ人の良さを実感した募金活動のお話を紹介させていただきましたが、今回はこの長いバヌアツの夏休みに、ある小さな島を訪問しましたので、その島での生活の様子を報告したいと思います。

 

島の名前はアニワ。首都ポートビラから飛行機で南に約1時間ほど行き、タンナという比較的大きな島からさらに小さなプロペラ機に乗り換え約20分ほど東に向かった場所にあります。その島出身のバヌアツ人の友だちに聞いたところ、人口は約1,000人、島の北から南まで歩いて2時間程度でいける大きさの島です。

 

首都ポートビラでは電気、水道、ガス全て揃っており、大きなスーパーもあって、何不自由なく暮らすことができます。一方で、アニワのような離島は別。電気、ガスはなく、水道の代わりにタンクに溜めた雨水を使います。お店も小さな小売店が2、3あるだけです。比較的裕福な家庭ではソーラー充電器を持っていることがあります。車は島全体で1台しかないそうです。

 

食事は主に狩猟・採取。土壌がとても豊かで、そこら辺の森でマンゴーやパイナップル、ココナッツ、イモ類を取って食べたり、海に潜ってモリで魚をとったり、貝やカニをとったりしていました。家畜として豚と鶏を飼っている家庭もあり、お祝い事の時にはその家畜を殺して食べるそうです。私も実際にココナッツの木に登って実を取ったり、パチンコを使って鳥を打ち落とそうとしたり、鶏を殺して調理したりする経験ができました。

 

日本はもちろんバヌアツの首都でもあらゆるモノが揃っており、お金さえあれば手に入れられることができます。しかし、小さな島アニワの生活ではお金は重要ではなく、自分で食べ物を取る力が大切でした。そんな価値観に触れることができる大変貴重な経験となりました。

バヌアツの地図、首都はポートピラ、赤い丸がアニワ

バヌアツの地図、首都はポートピラ、赤い丸がアニワ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

飛行機から見えるアニワのラグーン

飛行機から見えるアニワのラグーン

 

 

 

 

 

 

 

アニワの住民の家、ナタングラという葉っぱで作られています

アニワの住民の家、ナタングラという葉っぱで作られています

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パチンコのやり方を教えてくれる友達

パチンコのやり方を教えてくれる友達

 

 

 

 

 

 

 

 

素もぐりでモリを持って魚をしとめに行ってます

素もぐりでモリを持って魚をしとめに行ってます

 

 

 

 

 

 

 

 

鶏を殺して捌いている様子

鶏を殺して捌いている様子

 

 

 

 

 

 

 

 

バヌアツ人は子供でも軽々とココナツの木に登れます

バヌアツ人は子供でも軽々とココナツの木に登れます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

27-3次隊 バヌアツ派遣 Y.J. 教育行政・学校運営

以上

 

 

トンガ派遣隊員報告

シニア海外ボランティアとしてトンガ水産局に着任し早くも1年が過ぎました。前回は半年目に報告しましたのでその後の出来事について報告します。

トンガでの活動要請は貝類養殖の種苗生産でしたので先ず念頭に浮かんだのは微細藻類の培養が出来るかどうかでした。この微細藻類というのは貝類の種苗生産の過程で卵がふ化した後の浮遊幼生期のエサにする大きさ数ミクロンの植物プランクトンです。トンガでは1990年代にJICAの支援を受け貝類養殖が大いに進展したのですが、当時の対象種は浮遊幼生期間が短いのでエサが不要な巻貝類でした。今回は同じ貝類でも幼生期間の長い二枚貝類(シャコガイ、真珠貝など)なのでエサは不可欠であり、前報はそういう中でトンガに適した藻類培養の取り組みと失敗談でした。

ところで生き物が丈夫に育つには多くの栄養が必要なわけで手持ちのエサが1種類しかない状態では浮遊幼生の成長・生残りも安定せず何とかしたいと思っていました。それで健康診断で日本に一時帰国した機会に公的研究機関などで藻類培養に関する最新の知見や技術など仕入れトンガに勇躍戻ろうとしたのですが、以下その時のハプニングです。実は健康診断で便潜血反応が出てしまい、しかも大腸内視鏡による要再検査の連絡が来たのはトンガに戻る予定の3日前の夕方でした。とりあえず航空券の予約変更と思い航空会社に電話しましたが窓口が混雑しつながらず、ようやくつながっても夕刻で本日は終了とか翌日は休業なのでニュージーランド本社へ直接電話してくれとか、まさに途方に暮れる思いでJICAトンガ事務所に再検査や予約変更の不調など連絡したのでした。しかし翌朝、早速トンガの企画調査員から現地旅行代理店を通じ予約変更を完了したので心配ご無用とのメールを見た時はあらためてJICAボランティア支援スタッフの迅速な対応と底力に勇気づけられ思いでした。そんないろいろ思いのこもった微細藻類を現在5種類保持し(写真1)、その内トンガに合った3種類を屋外で大量培養しています。

さてトンガに真夏のクリスマス・ソングが流れる季節となり我が水産局でも農林水産大臣を招きパーティを開くのでオーストラリア、日本からのボランティアも参加することになりました(写真2)。当日は朝から皆で豚の丸焼きなど準備に余念なく「生まれて8か月目のココナッツで育てた子豚が最高だ」と舌なめずりしながら焼き上げています。そしてウム料理に舌鼓を打ちながらパーティも宴たけなわとなった時のハプニング、女性職員が何人か歌に合わせて歓迎の踊りを披露し始めると主賓の大臣や大学関係者らが踊っている女性におもむろに近づき紙幣を胸に差し込んだり首筋に貼り付けたりし始めました。紙幣を踊り子の体に直接つけるというのはいわゆる日本のおひねりと同様おもてなしへの答礼でしょうが、このトンガ流のやや露骨でおおらかな振舞いには唖然とした次第です。

脱線しましたが再び活動の話に戻ります。熱帯の海を代表するサンゴ礁やシャコガイは体内に褐虫藻という単細胞藻類が共生しておりそれらが作り出す光合成産物を栄養源にしています。ですからシャコガイはカキやアサリのように海水中のプランクトンを食べる必要がなく、「自分の農園を持つ貝」とも呼ばれます。シャコガイは刺身で食べると貝独特の甘味がありフィッシュ・マーケットでは生で丸ごと並ぶ定番商品です。また、エコ・ツーリズムでは海底観察に欠かすことの出来ない役者ですし、観賞用としてもカラフルな外套膜は都会で根強い人気があり大変貴重な熱帯資源です。しかし、シャコガイはそのような生物の宿命として乱獲などで資源が枯渇しトンガ政府としても禁漁区を設け保護育成に努めています(写真3)。当然、水産局でも毎年シャコガイの種苗生産を行っていますが、生まれて間もない時期は前述した体内の農園からまだ十分栄養がとれないので別に培養した微細藻類が必要というわけで技術改善が求められています。ところで、シャコガイの卵をとり出す作業はなかなか豪快で母貝を大型水槽に入れ止水にしておくと太陽光で間もなく水温が35℃近くに上がり母貝は次々と水面が盛り上がる程の勢いで卵を噴出し始めます。もっとも、昼過ぎにスコールが来て太陽が隠れてしまうと水温が思ったほど上がらず「仕方ない、今日の作業はまた明日」というお天気まかせの日々が続きます(写真4)。

最後はナマコの話です。日本のナマコは泥場に多いのですがトンガの代表種はサンド・フィッシュと言い砂場に生息し潜水観察すると昼は砂中に体を埋めています(写真5)。もともとトンガをはじめオセアニアの海には熱帯ナマコが豊富に分布していたのですが中国向けのナマコ・バブルで乱獲状態に陥り、トンガでは禁漁にした経緯があります。その後、ナマコ資源状況を調査してきたのですが回復の兆しもなく、一方外貨獲得の輸出品目としてナマコに注目が集まっていました。そんな折り先日のクリスマス・パーティで大臣からナマコ増産について何か発言があったらしく、今や一番の注目種としてにわかに周囲が騒がしくなっています。そもそも今回のトンガでの活動要請は貝類養殖でしたが、ナマコは二枚貝同様に長い浮遊期間がありエサも同じなので気がついたらいつの間にかナマコが目の前にぶら下がっていたというわけです。ナマコの種苗生産は確かに二枚貝に似ていますが浮遊幼生期が終了した後、着底付着期に離乳食となる珪藻の培養管理、親の産卵誘発など異なる技術課題も多く、しかも不十分な施設で初めて接する種類、そして周囲の期待と不安の眼差しともなればもう発奮せざるを得ません。トンガでは日曜は労働禁止というSunday-Lawがあり教会通いするのですが、もちろんボランティアには通用せずナマコの赤ちゃんを育てるため正月返上で文字通り「月月火水木金金」の忙しい日々が待ち受けていました。途中いろいろなことがありましたが、幸いなことに1月下旬に生後一ヶ月を迎えることが出来(写真6)、水産局長も実験室に来て顕微鏡で付着稚仔の様子を見ながら労をねぎらってくれました。

任期は来年1月5日なので離任直前に再度ナマコ種苗生産が出来るか分かりませんが、残り1年ナマコの赤ちゃんを大切に育て帰国の折りはトンガの海に放流したいものです。

 

微細藻類プランクトンの元株

微細藻類プランクトンの元株

 

 

 

 

 

 

 

同僚ボランテイア(クリスマス)

同僚ボランテイア(クリスマス)

 

 

 

 

 

 

 

資源保護区のシャコガイ集団

資源保護区のシャコガイ集団

 

 

 

 

 

 

 

 

シャコガイ母貝の産卵誘発

シャコガイ母貝の産卵誘発

 

 

 

 

 

 

 

 

トンガのナマコ(Sandfish)

トンガのナマコ(Sandfish)

 

 

 

 

 

 

 

 

生後1ケ月の稚ナマコ(黒い粒)

生後1ケ月の稚ナマコ(黒い粒)

 

 

 

 

 

 

 

27-3次隊 トンガ派遣 R.S. 養殖

以上

 

 

 

 

 

 

 

モロッコ派遣隊員報告

モロッコの新年はイスラム歴で2月11日の為、新年も普通勤務で至って静かな正月でした。

お陰様で、昨年のCOP22始め、モロッコと当マラケッシュ市に置きまして、数々の貴重な経験をする事が出来ました。これも一重に、私を取り巻く数多くの人々のご協力、ご援助の賜物と思っております。

今年は、いよいよ9月末には、帰国致しますので、支援する会の皆様に再会出来る事を楽しみに致しております。

研究所の皆で撮った写真と、最近のマラケッシュから見たアトラス山脈、年末に行った大西洋側のエッサウィーラの写真送付致します。

では、今年も良い年で有り、支援すする会の益々の発展と会員の皆様のご多幸をモロッコからお祈り申し上げます。

マラケッシュ市 カディアヤッド大学 水・エネルギー国立研究センター

水・エネルギー国立研究センター職員

水・エネルギー国立研究センター職員

 

 

 

 

 

 

冠雪するアトラス山脈

冠雪するアトラス山脈

 

 

 

 

 

 

大西洋側のエッサウィーラ(マラケシュの真西)

大西洋側のエッサウィーラ(マラケシュの真西)

 

 

 

 

 

 

27-2次隊 モロッコ派遣隊員 M.W. 下水道

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隊員帰国報告会

平成29年6月3日(土)総会後、3人のOB、OGをお招きして隊員帰国報告会を開催、会員24名が参加しました。

1.日 時 平成29年6月3日(土) 16時30分から

2.場 所 仙台市民会館

3.講 師

菅野 ひかる(H26-4次隊) グアテマラ      感染症・エイズ対策

宮岸 誠  (H25-4次隊) パプアニューギニア  コミュニティ開発

橘 美佳  (H26-2次隊) インドネシア     環境教育

4.報告内容

1)菅野 ひかる

メキシコの南、西隣国にベリーズを持ちコーヒーが名高いグアテマラ共和国、赴任地はその南東端に位置するフティアパ県の人口約2万人のコングアコ市。気候は日本の春のような温暖でしのぎやすいが、地震国でたびたび災害が発生する。

活動は大きく分けて2つ、保健所勤務と小学校や糖尿病患者への気軽にできる体操実技指導「体操のお姉さん」である。

保健所では主にマラリア対策としての蚊防除と人の血を吸うサシガメ(カメムシの仲間)から感染するシャーガス病の対策である。蚊対策はボウフラ防除対策で家庭の水瓶等の衛生管理である。一方、サシガメの糞に潜むトリパノソーマ・クルージが吸血の際に傷口から侵入して発症するシャーガス病の周知と対策である。この病気は潜伏期間が長いときは十数年で輸血感染や母子感染し、重篤な心疾患や消化器疾患をおこし、若くして死亡する。サシガメはグアテマラの一般的な家屋の土壁の隙間やベッドの下を住処にし、夜間に活動する。シャーガス病の周知は一軒一軒居住地を周り、土壁の隙間等からサシガメを見つけ、住民に知ってもらう。

これまでの小学校や糖尿病患者等への体操指導は座学が主で、実技はほとんどやってこられなかった。糖尿病の場合、体操実技をすることで病気の軽減や進行を遅らせることができる。

任期末には自分が教えた兜の折り紙に感謝の言葉を書いたものを送られた。感謝の気持ちでいっぱいであった。

活動を通して、「わたしができること」、「わたしがしたいこと」、「相手が必要としていること」の条件を見出し、実践することが、青年海外協力隊として長続きさせる基本であることと結んだ。

菅野ひかる氏

菅野ひかる氏

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2)宮岸 誠

南太平洋、オーストラリアの北方ニューギニア島の東半分を占めるパプアニューギニア、赴任地は国北部のマヌス等を中心とする島嶼地区で人口は全州最小の約6万人、キリスト教、ココヤシ栽培と漁業が中心、主食はサゴヤシ、バナナである。国旗はドイツの植民地であったことでドイツの国旗の色等が反映されている。

報告は「パプアニューギニアの笑顔」の題、特にマヌス島民の笑顔に結びつく活動を基本とした。赴任当初、事務所に出勤したが、ほとんど一人で、誰とも会わない日も多くあった。3か月後、外に出ることとし、約6か月は「マヌスの人は何を求めているのか?」、「皆が幸せになるような活動をしよう!」探しであった。州政府の方針とマヌス島民の思いはすれ違い、軋轢の要素が漂っていた。

マヌス島民を笑顔にする島民自身で活動する方向が見いだせない中、約1年後卓球大会の話になり、なぜか卓球州代表に選ばれ、国際審判免許の取得、さらにはパプアニューギニア国体に参加、団体で銅メダルを獲得、これを機に周りから認められるようになっていった。

そこで、マヌス島民に伝統文化の重要性を認識してもらうよう「伝統文化意識向上支援」を企画、伝統打楽器の楽器デザインを支援、さらにマヌス隊員全員で「現地の人と共に!!」をキーワードに「祭り」を企画、州政府に掛け合い金銭、物資、人的支援を行い、実施した。島民は少しずつ主体性を意識し、友人となったヌマスの若者が楽器デザインを機に「デザインを仕事」にしなり、「ボクシング教室」を開いて、「笑顔」になっていった。

「発展の方向性は自分たちで決めて欲しい」、そして笑顔に、の言葉で報告を終了した。

しかし、治安がやや不安で協力隊の女性派遣はまだ実施されていない。

2)宮岸 誠

南太平洋、オーストラリアの北方ニューギニア島の東半分を占めるパプアニューギニア、赴任地は国北部のマヌス等を中心とする島嶼地区で人口は全州最小の約6万人、キリスト教、ココヤシ栽培と漁業が中心、主食はサゴヤシ、バナナである。国旗はドイツの植民地であったことでドイツの国旗の色等が反映されている。

報告は「パプアニューギニアの笑顔」の題、特にマヌス島民の笑顔に結びつく活動を基本とした。赴任当初、事務所に出勤したが、ほとんど一人で、誰とも会わない日も多くあった。3か月後、外に出ることとし、約6か月は「マヌスの人は何を求めているのか?」、「皆が幸せになるような活動をしよう!」探しであった。州政府の方針とマヌス島民の思いはすれ違い、軋轢の要素が漂っていた。

マヌス島民を笑顔にする島民自身で活動する方向が見いだせない中、約1年後卓球大会の話になり、なぜか卓球州代表に選ばれ、国際審判免許の取得、さらにはパプアニューギニア国体に参加、団体で銅メダルを獲得、これを機に周りから認められるようになっていった。

そこで、マヌス島民に伝統文化の重要性を認識してもらうよう「伝統文化意識向上支援」を企画、伝統打楽器の楽器デザインを支援、さらにマヌス隊員全員で「現地の人と共に!!」をキーワードに「祭り」を企画、州政府に掛け合い金銭、物資、人的支援を行い、実施した。島民は少しずつ主体性を意識し、友人となったヌマスの若者が楽器デザインを機に「デザインを仕事」にしなり、「ボクシング教室」を開いて、「笑顔」になっていった。

「発展の方向性は自分たちで決めて欲しい」、そして笑顔に、の言葉で報告を終了した。

しかし、治安がやや不安で協力隊の女性派遣はまだ実施されていない。

宮岸 誠氏

宮岸 誠氏

 

 

 

 

 

 

3)橘 美佳

インドネシアスマトラ島、南スマトラ州都パレンバン市が赴任地、人口約170万人、工業、商業が発展、また平野、湿地帯域でもある。パレンバン市を東西に流れるムシ川は貿易港でもあり、石油、ゴム、石炭、パームの重要な輸出港である。

活動はパレンバン市環境事務所、職員は約60人、6部があり、環境情報部に配属された。部の業務内容は、地域環境評価プログラム、気候変動対策・自給自足促進、環境系ボーイスカウト推進、学校環境活動推進プログラムの4つである。地域環境評価プログラムでは市域ごとに評価を受け、目標を達成すると広場にモニュメントが建立、環境推進に力を入れている。

しかし、学校環境活動推進プログラムを例にとると、学校で行われる環境活動はあくまでも評価を得るためであり、教育的効果は不足している。すなわち、プログラムは形式的であり、生徒は内容理解が不足、行動が伴っていない。つまり、「魂」が入っていない。ここでの活動は、学校巡回、教材づくり、イベントでの啓発活動で、座学ではなく、実際のゴミ拾い、さらに分別と実践教育を重視、体感してもらうこととした。イベントでの啓発活動では、教材で作成した「環境すごろく」、コンポストセミナーを実施、そしてインドネシア大学の環境教育イベントにパネラーとして参加しました。

活動では延1万人の皆さんと関わり、実践してきました。まだまだ、ごみのポイ捨て人間がいますが、そのような行為が「恥ずかしい行為」と認識されるよう祈念して、活動を終えました。

 

3)橘 美佳

インドネシアスマトラ島、南スマトラ州都パレンバン市が赴任地、人口約170万人、工業、商業が発展、また平野、湿地帯域でもある。パレンバン市を東西に流れるムシ川は貿易港でもあり、石油、ゴム、石炭、パームの重要な輸出港である。

活動はパレンバン市環境事務所、職員は約60人、6部があり、環境情報部に配属された。部の業務内容は、地域環境評価プログラム、気候変動対策・自給自足促進、環境系ボーイスカウト推進、学校環境活動推進プログラムの4つである。地域環境評価プログラムでは市域ごとに評価を受け、目標を達成すると広場にモニュメントが建立、環境推進に力を入れている。

しかし、学校環境活動推進プログラムを例にとると、学校で行われる環境活動はあくまでも評価を得るためであり、教育的効果は不足している。すなわち、プログラムは形式的であり、生徒は内容理解が不足、行動が伴っていない。つまり、「魂」が入っていない。ここでの活動は、学校巡回、教材づくり、イベントでの啓発活動で、座学ではなく、実際のゴミ拾い、さらに分別と実践教育を重視、体感してもらうこととした。イベントでの啓発活動では、教材で作成した「環境すごろく」、コンポストセミナーを実施、そしてインドネシア大学の環境教育イベントにパネラーとして参加しました。

活動では延1万人の皆さんと関わり、実践してきました。まだまだ、ごみのポイ捨て人間がいますが、そのような行為が「恥ずかしい行為」と認識されるよう祈念して、活動を終えました。

 

橘 美佳氏

橘 美佳氏

 

 

 

 

文責:富樫千之

 

 

 

 

 

 

文責:富樫千之

宮城県青年海外協力隊を支援する会学生会員の募集!!

宮城県青年海外協力隊を支援する会(以下、「支援する会」という。)では学生会員を募集します。支援する会は青年海外協力隊員(以下「隊員」という。)の活動を容易にし、充実させるための県民運動を展開し推進することを目的としています。

このため、隊員の壮行会の開催、派遣中の隊員活動の紹介や帰国した隊員の報告会を開催しています。隊員を志す学生や隊員の活動や海外の直接の情報に興味のある学生は是非入会して下さい。会費は無料、情報連絡は全てメールとさせていただきます。

入会希望学生は、氏名(ふりがな)、所属、住所、メールアドレスを次のメールアドレスに連絡願います。また、卒業しましたら脱会、または本人の意思により普通会員への入会になります。

以上、宜しくお願い致します。

入会連絡先:tgashit@myu.ac.jp または tgs1122@agaate.plala.or.jp

連絡先氏名:富樫千之(支援する会・会長)

宮城県青年海外協力隊を支援する会ホームページ:http://sienjocvmyg.org/

青年海外協力隊H29-1次隊壮行会

青年海外協力隊のH29-1次隊の壮行会を下記により開催しました。今回宮城県からの派遣はJV5名でした。JICA東北から村瀬支部長始め総務課、3名、本部産業開発公共政策部及び人間開発部から計4名、宮城青年海外協力協会(宮城OB会)から4名、それに加えてNPO山形青年海外協力協会からもOBの参加がありました。支援する会からは会員11名の参加で盛会でした。

日時:平成29年6月19日(月) 18:30から21時

場所:大ばん

29-1次隊壮行会出席者

29-1次隊壮行会出席者

 

 

 

 

 

以上

 

 

 

 

フィージー視察の旅開催要領

主旨

協力隊活動の更なる理解を求め、赴任地で活躍した隊員が活動の状況を通して、今後の国際協力のあり方や、異文化理解について考察する事を目的とする。

 

内 容

フィジーで理学療法士隊員として活動している宮城県出身2名の隊員の任地を視察し、活動を調査・理解するとともに、他県の活動中の隊員の任地を訪れ、日本の海外協力の実態をつぶさに視察する。

 

日 程           

 

平成29年8月30日(水)~95日(火)

8月30日(水):14:50仙台→15:50成田(NZ4127)   18:30成田→(NZ90)      機内泊

8月31日(木):08:05オークランド  09:45→12:45ナンディ(NZ52)

ナンディ→スバ                      スバ泊

9月 1日(金):宮城県JV隊員活動視察  JICA事務所訪問

:JICA、JVスタッフとの交流会       スバ泊

9月 2日(土): 他県JV活動視察・スバ市街地視察                   スバ泊

9月 3日(日): 離島ツアー(レブカの港町)                      スバ泊

9月 4日(月):スバ→ナンディ移動  14:00ナンディ→17:10オークランド(NZ53)

オークランド泊

9月 5日(火):08:55オークランド-16:50成田(NZ99) 18:40成田→19:50仙台(NZ4126) 解散

 

 

7.主催  宮城県青年海外協力隊を支援する会

後援:国際協力機構東北支部

問い合わせ及びお申込み先

宮城県青年海外協力隊を支援する会 会長 富樫千之 〒982-0252 仙台市太白区茂庭台2-11-22

携帯電話090-5359-1179  Eメール tgs_1122@agate.plala.or.jp (自宅)

(またはtogashit@myu.ac.jp  職場)

以上

宮城県青年海外協力隊を支援する会総会報告

平成29年度総会が下記の要領で開催されました。

○総会

日時:平成29年6月3日(土) 15:30―17:30

会場: トークネットホール仙台 (仙台市民会館)  第1会議室

総会及び懇親会参加者

総会及び懇親会参加者

 

 

 

 

 

 

平成28年度活動報告

  • 派遣中のJV、SV隊員とのメール交信による活動報告が多くあり、それらをホームページとNews Letterに掲載し、隊員活動がより身近に感じられました。
  • 隊員の活動や壮行会の様子を定期的にホームページに掲載したことによってアクセス数が大きく増加し、充実したものになりました。
  • 壮行会(4回)、帰国隊員の報告研修会、会員相互の親睦会を実施してきました。
  • 派遣中隊員からのリクエストで「算数セット」収集し、8月中旬頃現地に届きます。
  • 視察の旅は実施できず、「ふるさと情報便」は1回となりました。
  • 新たに、JICA主催のエッセイコンテスト表彰式&JICAボランテイア体験談イベントには協力参加しました。
  • 本会活動はJVのOB会、専門家OB会との協力によるものが大きく、JOCAとの連携もありました。
  • 平成28年度決算も承認されました。

 

平成29年度活動方針

  • 2017年5月で29周年になりますので、30周年記念として記念式典、記念誌編集、記念視察の旅のマモリアル事業の準備があります。
  • 通常年の活動は、派遣中JV、SV隊員の充実した連携、ホームページの内容の不断の更新、「ふるさと情報便」、ニュースレターの発行であります。通常活動をしながらの30周年記念事業の準備となりますので、活動量が増加します。
  • の高齢化や会員減少対策も重要な課題であるため、会の活性化について検討していく中で、ジュニア会員(大学生以下)として若い世代に本会の活動と海外の事情を知ってもらう活動の試行を行います。
  • 平成29年度予算案、および役員改選が審議され承認されました。

 

続いて以下の3名の隊員の帰国報告会が開催されました。

  • 菅野ひかる氏
  • 宮岸 誠氏
  • 橘 美佳氏
  • 報告会の内容については別に掲載しました。

懇親会

日時:同日 18:00~

会場:シェルブール (スマイルホテル国分町の3F)

会費:4,000円

帰国報告会の講師3名を加えて参加者一同、和気藹々の暖かい雰囲気の懇親会でした。

 

以上