第24回 スリランカ視察の旅報告

宮城県青年海外協力隊を支援する会」第24回「2018年視察の旅」はスリランカ(正式国名はスリランカ民主社会主義共和国)へ、平成30年9月2日(日)から9月9日(日)までの7泊8日の日程で実施しました。

参加者は千葉大健、菊地喜正、富樫千之、富樫清子、友髙いづみ、の5会員。

ルートは、仙台~成田~コロンボ:バンダーラナーヤカ国際空港(成田からバンダーラナーヤカ国際空港まで直行便があり約9時間30分)。日本とスリランカの時差は-3時間30分。

スリランカに派遣中の宮城県出身の青年海外協力隊員(以下JV)は、ガンパハで活動している2017-1次隊、高齢者介護の佐々木優JVの1名。

視察先は以下の3か所。

  • セッセワナ高齢者施設(SETH SEWANA-STATE HOME FOR ELDERS)(佐々木JV配属先)
  • ミトゥ セワナ障がい者施設(他県出身の尾崎麻美JV活動先)
  • バドーウィタ リサイクルセンター(他県出身の宮坂綾JV活動先)

9月3日(月)コロンボ市内で、佐々木JVを含めたJV、SVに加えJICA関係では新明尚樹調整員の合計6名に視察団5名を加えて、計11名の参加で交流会を開かせていただきました。。

 

>佐々木 優 隊員 (高齢者介護)ガンパハ県  

9月3日(月)午前、佐々木JVが勤務するセッセワナ高齢者施設を視察。1956年創立の社会福祉省管轄の施設で、入所者が約200名(現在は病院に入院中の利用者もおり191名)、スタッフは50名。まず、ホールに入所者が集まり、体を動かす活動を視察後、施設内全体の視察。ホールでは国歌斉唱のあと体操。シンハラ語を使い、よく通る明るい声で、体操を促したり、段取りよく進行する佐々木JVの様子に感心しました。あまり強制はしないようで、参加せずに思い思いにくつろいでいる入所者(特に男性)も多く見受けられました。このような活動は以前は行なわれておらず、佐々木JVが赴任後に始めた活動ですが、帰国後も定着し継続されることが望まれます。体操終了後、居室など施設内を視察。創立から60年以上経過している木造の建物はかなり老朽化しており、日本の施設を見慣れた目には、ベッドだけが並ぶガランとした大部屋は、さながら野戦病院のようでしたが、入所前は路上生活をしていた人が多いということで、身寄りのない高齢の障がい者にとっては安心して生活することができる場所のようです。この日は施設全体が断水しており、また中庭に水が溜められた大きな水槽は、普段から入所者がそれで体を洗ったりするためのもので、インフラの整備はまだまだのようです。普段はほとんど訪問者もないようで、入所者たちは視察団を見かけると珍しそうに、みんな口々に「アーユーボワーン」と言いながら合掌し、人懐っこく微笑んでくれました。最後に施設長ともお目にかかり、スリランカの医療制度や社会保障についてのお話も伺うことができました。スリランカの平均寿命は75歳くらいということで、高齢者介護という分野はスリランカにとって重要な分野であろうと思われました。また熱心な仏教徒が多いお国柄らしく、ダーネといわれる寄進(喜捨)の精神が根強く、社会主義国でありながら、これらの国立の施設にもさまざまな形で寄付がなされ、運営に役立っているということが意外でした。

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写真1 シンハラ文字がかわいすぎてカフェのメニューみたいな事務連絡の掲示板

 

写真2

 

 

 

 

 

 

写真2 佐々木JVが指導する軽体操

 

>宮坂 綾 隊員(環境教育)コロンボ県デヒワラ市                  

9月4日(火)9時から、障がい児者支援でデヒワラ市内を巡回指導している尾崎麻美JVの活動先(ミトゥ セワナ)にて、宮坂綾JVによる環境教育のワークショップを視察しました。子供たちに、プラスティックやポリ袋などのゴミが、動物や環境に与える影響を映像で示し、さらに動物のペープサートを使って、その動物たちが病気になったり泣いたりしているよ!と、ゴミが環境を破壊していることに気づかせ、それらを解決するにはゴミを分別回収する必要があることを教えていました。また、ゴミの模型を使って、分別してゴミ箱に捨てるというゲーム形式での体験は、楽しみながらゴミの分別に関心を持たせるのに功を奏しているように思いました。スリランカのゴミ問題は深刻であり、子供たちにゴミの分別回収を指導することで、子供たちを介して家族へもゴミに対する意識が波及していくことを期待します。

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写真3 ワークショップの様子

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写真4 前列左から2人目が宮坂JV、その右側が尾崎UV,、右端が佐々木UV

ミトゥ セワナ視察後、宮坂JVの活動先バドーウィタ リサイクルセンターに移動し、視察。ここはデヒワラ市内のバビロータ地区(東西3㎞南北7㎞の面積)のゴミを回収、分別後、カラディアーナというゴミ山に運ぶ一時集積所。私たち日本人の意識では、分別がきちんとされているとは思えない状況で、段ボールも畳まず、段ボール以外のものなども一緒にめちゃくちゃに押し込まれている状態。空き缶をつぶす立派な大がかりな機械があるのに、電源が取れずに宝の持ち腐れ状態でした。そこで視察メンバーが足で潰すお手本を披露。焼却炉がないスリランカは、積み上げたゴミ山が崩れて死者が出る事故が起きたりしているということで、有価物のリサイクルも極めて重要な問題のようですが、集めた有価物の買い取り先なども決まっているわけではないようで、この日も、約束の業者が空き瓶を引き取りに来ないので、新たな業者と買い取り価格の交渉をしていました。またゴミ回収の啓蒙のために、宮坂JV自らも子供たちや地域の人たちと地域内のゴミを集めて回る活動もしているそうです。一歩ずつ前進していくしかない状況ですが、2代前のJVがデータベース化したものを受け継いでいるということで、宮坂JVが帰国後も受け継がれ、さらにステップアップされることを期待します。リサイクルセンター視察後、宮坂JVの配属先である環境問題の市役所の出先機関を訪ね、そこでもお話を伺いました。

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写真5 中央のサリー姿が宮坂JV

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写真6 宮坂JVの配属先(環境問題の市の出先機関)お外観

>JICAスリランカ事務所表敬訪問                    

9月3日(月)午後3時15分、JICAスリランカ事務所を表敬訪問。中本明男次長、新明尚樹調整員に対応していただき、新明調整員から、スリランカの「ボランティア事業の概要」などについて以下のようなご説明をいただきました。

スリランカは、シンハラ人(74.9%)、スリランカ・タミル人(11.2%)、インド・タミル人(4.1%)、ムーア人(9.3%)からなり、宗教構成は、仏教徒(70.1%)、ヒンドゥ教徒(12.6%)、イスラム教徒(9.7%)、キリスト教徒(7.6%)。公用語はシンハラ語とタミル語で英語を連結語としている多様性の国。社会主義国のため、国立の医療機関を受診する場合は無料、教育費も大学まで無料ではあるが、狭き門である。主要産業はサービス業がGDPの約6割、主要輸出品の繊維・衣料製造を含む鉱工業が約3割、紅茶、ゴムを含む農林水産業が約1割だが、恒常的な赤字財政で、対GDP比の対外債務残高も50%程度で推移。強い影響力を持つ隣国インドとの関係は強く、また途上国の例に漏れず、近年では中国の援助額が増加の傾向。戦後、日本の賠償責任と制裁措置を話し合ったサンフランシスコ講和会議で、当時のスリランカ蔵相の「憎悪は憎悪によって止むことなく、愛によって止む」という発言に救われた日本とスリランカは歴史的な友好国であり、JICA有償資金協力承諾額は9位。ボランティア事業による支援分野も、上下水道・環境改善、農業・地域開発、紛争影響地生計向上、気候変動・防災対策、保健医療や教育、福祉などの社会サービス、若年層産業人材育成支援、スポーツを通じた青少年育成支援など多岐に渡っている。内戦終結後は、北部、東部への派遣も再開された。現在スリランカに派遣されているJICAボランティアは、JV 67名、SV 7名の合計73名。男女比は、女性48名(66%)男性27名(34%)。スリランカの環境分野では、行政が州→県→市の他に国の出先機関もあり複雑になっているためサービスがスムーズに行われない。焼却炉がないことは大きな問題で、積み上げたゴミ山が崩れ十数名の犠牲者が出る事故も発生している。

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写真7 JICAを表敬訪問 中本明男次長(前列左から2人目)を囲んで

 

>コロンボ、ガンパハJV・SV交流会             

9月3日(月)午後6時から、コロンボ市内の日本料理店「くふ楽」で交流会を開催。JV・SV5名。JICA事務所職員1名、視察団5名の計11名の参加でした。隊員からはそれぞれの活動の様子などをお聞きし、視察団からも忌憚のない質問が飛び交い、少人数のせいもあってか、次第に本音や悩み相談まで飛び出し、打ち解けあって充実した時間を持つことができました。

【参加者】

官野厚SV コンピューター技術(コロンボ)

官野典子さん 随伴家族(コロンボ)

伊藤詩乃JV 幼児教育(コロンボ)

白石卓朗JV サッカー(ガンパハ)

佐々木優JV 高齢者介護(ガンパハ)

新明尚樹調整員 JICA事務所調整員

ほか視察団5名

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写真8 交流会を終えて コロンボ市内の日本料理「くふ楽」にて

その他

視察アヌラーダブラ、シーギリア、ボロンナルワ、キャンデイを訪問し、ルワンウエリサーヤ大塔、スリーマハー菩提樹、シーギリアロック、ボロンナルワ遺跡、ダンブッラ石窟などを見てきました。

写真9シーギアロック

 

 

 

 

 

 

 

写真9 世界遺産シーギリアロック

 

冨樫隊長報告   以上。

 

 

 

支援する会30周年記念式典および祝賀会

「宮城県青年海外協力隊を支援する会」は青年海外協力隊事業への理解を求め、協力隊事業に対する民間の支援の輪と県民運動を広げていくことを目的として1988年5月に発足しました。今年で設立30年を迎えるにあたり、下記により記念式典及び講演会等を行います。是非ともご参加いただきますようお願い申し上げます。

宮城県青年海外協力隊を支援する会設立30周年記念

式 典 2018年11月10日(土) 15:00~  

記念講話 独立行政法人国際協力機構二本松青年海外協力隊訓練所

所長 洲崎 毅浩 氏

場所 JICA東北センター 会議室&交流プラザ:

仙台市青葉区一番町4丁目6-1 仙台第一生命タワービル20階

 

祝賀会 2018年11月10日(土) 17:30~

祝賀会 参加費:5000円

場所 シェルブール:仙台市青葉区一番町4-3-22スマイルホテル3階

 

記念式典のみ、祝賀会のみの参加も大歓迎です。参加される方のお名前ご住所を下記までeメールにて9月30日までお知らせください。

実行委員長:星 英次  E-mail:hoshi.eiji@joca.or.jp

以上

 

青年海外協力隊平成30年度1、2次隊の壮行会

2018-2(30-2)次隊の壮行会は、9月14日(金)の18時30分からいつもと同じ「大ばん」で開催され、宮城県から派遣されるJV2名とSV1名の3名が参加されました。送る測からは、支援する会8名、OB会2名、JICA2名、総勢15名の壮行会でした。

派遣隊員の概要は以下の通りです。

N.H., JV,  ザンビア 小学校教育

S.T.,  JV, キルギス バスケットボール

Y.Y., SV, ザンビア 柔道

30-2次隊壮行会

30-2次隊壮行会

 

 

 

 

 

 

 

 

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30-2次隊で派遣される隊員る3名

 

 

 

 

 

 

 

 

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青年海外協力隊30-1次隊壮行会

2018-1(30-1)次隊壮行会は、6月19日(火)18時30分からおなじみの「大ばん」で、宮城県からの派遣される3名が参加されました。送る側からは、支援する会・OB会・専門家連絡会15名、JICA2名、総勢20名の壮行会になりました。

今回は3名とも女性の現職参加(小学校教諭、仙台市職員)であるため、帰国後の心配はいりません。皆さんからは、毎回の送る言葉、焦らずゆっくり、楽しむことを忘れずに、無事に帰国するようにとのアドバイスがあり、JV・SVからはそれぞれの背景や隊員としての意気込みが語られ、いつもの楽しい壮行会になりました。隊員の概要は以下のとおりです。

①K.A JV 派遣国:パラオ 職種:小学校教育飾 仙台市

②T.A JV 派遣国:ルワンダ 職種:公衆衛生 仙台市

③H.M. JV 派遣国:モンゴル 職種:バレーボール 塩竈市

前列中央3人がJV

前列中央3人がJV

 

 

 

 

 

 

以上

平成30年度総会・講演会・隊員帰国報告会・懇親会

・総会

日時:平成30年6月9日(土) 15:30~

場所:仙台市戦災復興記念会館 4階研修室

内容:第一号議案 平成29年度活動報告及び収支決算報告(案)

第二号議案 平成30年度活動方針及び予算(案)

第三号議案 その他

それぞれ原案通り採択され、会員増が課題としてだされました。

祝辞:松岡和久氏

image003松岡和久氏

 

 

 

 

 

 

image001総会の様子

 

 

 

 

 

総会の様子

 

・講演

演者・演題:須藤勝義 JICA東北支部長 「アフリカの発展と課題~ナカラ回廊を中心に~」

内容:①資源国・最貧国、②悪いガバナンス、③日本政府の後押し、③中国の存在感、④協力隊の活躍

ナカラ回廊開発

首都から遠くモザンビーク北部に位置するナカラ回廊は、ナカラ港からナンプラ州、ニアサ州を経てマラウイに至る主要な回廊、鉄道と道路で構成されているが、開発が遅れた地域になっている。この地域には石炭等の天然資源があり開発が望まれていた。また、豊富な水資源を活用した農業開発、さらに、天然の良港であるナカラ港が有する国際ゲートウェイとしての可能性があった。JICAではこの地域の開発を「ナカラ回廊経済開発戦略策定プロジェクト」として支援してきた。しかし、これら天然資源の利益を生むことを前提に、無計画な開発を進め、結果的に利用されない施設の建設などで経済は急降下していった。このような中でも、JOCVの隊員は地域住民に感謝される有効な活動を進めていった

 

 

須藤勝義JICA東北支部長

須藤勝義JICA東北支部長

 

 

 

 

 

 

 

 

JOCV活動

JOCV活動

 

 

 

 

 

 

 

隊員帰国報告

演者・演題:岩佐美都(28-1次隊)小学校教育   ベリーズでの活動報告

ベリーズは日本でも認知度が低く、赴任先はベイリーズ最南端のトレド郡教育センター(活動末期には最北端のコロザル学校)、要請活動は、①担当職員と共同で郡内小学校の算数レベルアップ、②レベルにあった算数教育の「概念」について教師の理解の深化、③レベルにあった算数演習方法(ドリル)について教師の理解の深化、④上記のことを行うため、教育センター主催のトレード郡教師対象の算数ワークショップの実施、⑤郡内学校を巡回し、教員の授業技術向上の協力を行う。

しかし、教師の算数教育のレベルアップを行うつもりが、「授業を単独で任せられてしまう」、公用語は英語だが、生活言語としてスペイン語、各種現地語が使用され、初期にはコミュニケーションが不足、自転車が移動首題のため、学校巡回が思うようにならない、などの問題が発生した。これらの問題を少しずつ克服し、算数ワークショップの開催、図工スキルトレーニングに取り組めるようになった。この算数ワークショップに活躍したのが、日本の小学校で使用されていた「算数セット」である。本支援する会とOB会からも使用済の「算数セット」を集め、30数セットを送付、支援した。また、演者の家族がベリーズを訪問した際に「多くの算数セット」を携行したそうである。入国の際に税関で商売と間違えられ、入国手続きにかなりの時間を要したとのことである。

帰国間際には現地先生の理解度も深化し、自身で教育方法の改善を提案したりして、生徒の理解度も進んだとのことで、ミッションが達成されました。

岩佐美都JV

岩佐美都JV

 

 

 

 

 

 

 

算数セットが大活躍

算数セットが大活躍

 

 

 

 

 

 

 

・懇親会

日時:平成30年6月9日(土) 18:00~

場所: 居酒屋 大町へそのを

参加人数は20名と例年より少なかったのですが、30周年記念事業の遂行を誓う、楽しいひと時になりました。

懇親会参加者

懇親会参加者

 

 

 

 

 

 

 

以上

エクアドル派遣隊員報告

宮城県青年海外協力隊を支援する会の皆様、大変ご無沙汰しております。赴任前は盛大な壮行会を催してくださり大変にありがとうございました。

エクアドルへ来て早くも2ヶ月半が経とうとしています。最初の一ヶ月間は首都キトからバスで2時間のオタバロという小さな街で語学研修を受け、2月16日から赴任地のサリーナスにて勤務を開始しております。

エクアドルには3つの気候帯(山岳地帯:シエラ、海岸地帯:コスタ、亜熱帯:オリエンテ)とガラパゴス諸島という気候も風土も異なる4つの風景が存在します。首都キトはシエラにあり標高も約2,500mと高く、階段を登るのにも息切れが伴います。一方、私の赴任地であるサリーナスはコスタ地方に属し、年間を通して温かい気候が続き、1月から5月頃までは暑い日差しで街の海岸一帯は多くの観光客で毎日賑わっています。特に3月下旬のセマナ・サンタと呼ばれるキリスト教にとって大切な復活祭の週は全国各地や海外からの観光客で普段見ることのない渋滞が海岸近くで起こっております。毎日仕事帰りや休日には海やプールにすぐアクセスすることができるとても安全で快適な都市だと言えます。人々もとても明るく前向きなラテン人で優しい方ばかりです。

 

活動内容としましては、サリーナス市役所危機管理課において、主に防災教育に携わる予定になっております。当市では、2014年よりJICA技術協力プロジェクト「自身と津波に強い街づくりプロジェクト[1]」のパイロット3市として防災計画や建築制度の運用体制などの整備、ODA事業の一環である草の根無償資金協力において津波緊急警報設備の設置が行われるなど日本からの支援が続いております。エクアドルでは2016年4月16日にM7.8の地震が発生し、海岸地帯では多くの被害が発生しました。そうした事態を受け、市の大部分が海に面しているサリーナス市では地震・津波に対する危機感がさらに増していると言えます。

私が主に取り組みたいと計画しているのは、地域コミュニティ(地区単位、幼児や高齢者、障がいを持つ方などいわゆる災害弱者)での防災教育であり、市が策定した計画に基づいて緊急時の避難を迅速・的確に行うことができるミクロレベルでの取り組みを続けていきたいと考えております。現時点では、市内各地の巡回活動などに同行させてもらいながら、市内にある空軍士官学校では以前勤めていた石巻市での津波被害や教訓、自衛隊の復旧活動について紹介させていただきました。今後も教育現場や地域コミュニティなどで日本の災害や防災に対する取り組みを多く紹介させていただき、一人でも多くの方に防災・災害対策の重要性を伝えていきたい所存です。

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市内で最も高い場所にあるホテル(津波避難施設)から

 

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市内を見渡せる高台から望む夕日

 

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中心市街地

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魚介料理(サリーナス市内のレストラン)

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市役所の同僚の方々と

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設置中の津波警報装置

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空軍士官学校にて発表の様子

 

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空軍士官学校にて発表の様子

29-3次隊 エクアドル派遣 JV E.K. コミュニテイー開発

以上

 

 

 

 

 

 

 

ナミビア派遣隊員報告

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ナミビアをご紹介します

ナミビアという国がどこにあるかご存知でしょうか?アフリカ大陸の南西に位置し南アフリカ、ボツワナ、アンゴラ、ザンビアと接しています。日本国土2倍の広さに人口約240万人と人口密度が低く、ダイヤモンドや鉱物など資源豊かな国です。公用語は英語ですが、民族ごとの言語も日常的に使用されています。また、人口約7%の白人系ナミビア人が経済の約70%を占めており、富裕層と貧困層との経済格差が問題となっています。

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任地スワコップムンド

 

 

 

 

<タウンの街並み>

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ナミビアはスワコップムンドという大西洋沿いの街に赴任しました。ドイツ統治の面影が残り、世界最古のナミブ砂漠へツアー拠点となる街としても知られています。夏には内陸に位置する首都ウィントフックから避暑に訪れるそうです。カラカラに乾燥している内陸に比べ、沿岸部特有の霧が適度に潤いを与えてくれるので過ごしやすい気候です。

ドイツや南アフリカ移民の白人系ナミビア人も暮らし、いわゆる「アフリカ」のイメージと大きく異なるスワコップムンド。一部の人々は先進国と変わらない生活をしている印象です。レトロな建物の街並みを歩くと、ドイツの古い街に紛れ込んだような錯覚すら覚えます。

アパルトヘイトの影響とは

一方でナミビアはアパルトヘイトの影響が未だ感じられます。すでに撤廃され歴史の出来事の一つだと思っていましたが、南アフリカ統治から1990年独立と日が浅いためでしょうか。主にドイツ系・南アフリカ系ナミビア人が暮らす「タウン」と呼ばれるエリアと主にアフリカ系ナミビア人が暮らす「ロケーション」と呼ばれるエリアに分かれ、学校や病院、スーパーマーケットなど生活に関わる施設も自ずと分かれています。

<ロケーションのメインストリート>

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「ロケーション」の中にも・・・

ロケーションと呼ばれるエリアに地域差があることを知りました。こちらはモンデッサというエリアで学校の同僚や生徒も多く暮らしています。電気・水道が使え、スーパーマーケットやお店も多く活気があります。

<モンデッサのオープンマーケット>

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次に家賃を払わずに違法で住んでいるDRCと呼ばれるエリア。電気はソーラーパネルを使用し、水道は普及していないので給水場から買い運びます。25リットル約1円。リアカーに大きなポリタンクを乗せて運ぶ人、車の荷台に乗せて運ぶ人、様々のようでした。

<DRCの街並み>

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<DRCで出会ったダマラ族の人々>

 

 

教会帰りのダマラ族の人々です。正装姿がとても映えていて思わず声を掛けてしまいました。帽子をかぶったお二人はシスターだそうで制服姿が新鮮でした。

活動について

NGOの職業訓練校であるCOSDEFが配属先です。アメリカの支援で2014年に建てられました。スワコップムンドらしいヤシの木があり、気持ち良く過ごせる環境です。

<COSDEF Arts & Crafts Centre>

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私はファッションデザインコーディネーターとして派遣されており、ファッションデザインコースの教師として毎日の授業や、敷地内にあるお店へ向けて新商品開発とアドバイスをする活動がメインとなります。

授業の様子

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パターンメーキングの授業では各自のサイズでスカートパターンを作ります。これはタイトスカートですが、Aラインスカートやヨーク切り替えスカートへ展開させる授業もしました

 

 

授業で制作したキッズドレスです。見返しやファスナー付けに苦労しながら良く出来ました!少しずつ上達が感じられ嬉しいです。

お店への新商品開発

<リサイクルの布サンダル>

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これらは授業へのサンプルとして制作しましたが、お店から販売希望が出ているので生産者を探しているところです。ワークショップを開催して作り方を伝え、お店と直接売買出来るようになればと考えています。

職に就くのが難しい現地の人々へ向けて、収入を得る一つの手段となるよう少しでも力に慣れたらと思います。まだ活動は始まったばかりですので、ナミビアについてより知識を深め、学校以外の現地の方ともコラボ出来るような活動をしていきたいです。

」29-3次隊 JV ナミビア派遣 N.H.  服飾

以上

 

タイ派遣隊員報告

私は理学療法士としてタイの病院で活動しています。派遣先はチョンブリーという街にあるチョンブリー病院です。チョンブリーはバンコクから南東に約80㎞の位置にあります。街は海岸部にあり、バーンセーンビーチが観光地として有名です。少し南に行くとシラチャーという街があり、日系企業が多く進出しています。さらに南に行くとビーチリゾートで有名なパタヤーがあります。

配属先のチョンブリー病院は、東部エリアでは最大規模の総合病院です。私が活動するリハビリテーション科には理学・作業療法士が約20名在籍し、入院・外来患者のリハビリや地域の訪問活動を行なっています。

リハビリテーション科に来る患者の主な疾患は、整形疾患、脳血管性・神経疾患で日本とほとんど変わらないと思います。地域の訪問活動は、医療の専門職がグループで在宅へ行きます。日本の訪問看護・訪問リハビリだとスタッフが1名で在宅へ行くことが多いので、少し異なります。

病院内でのリハビリ内容や同僚の技術レベルについては、日本の水準と遜色ないと感じます。そこで、私も実際に患者のリハビリを担当して、同僚と情報交換しながらリハビリを進めています。また、同僚のリハビリを見学して、気になるところや改善したほうが良いと感じるところがあれば、質問やアドバイスをしてコミュニケーションを取っています。患者とのやりとりはタイ語もしくは英語を使います。タイに来る前からタイ語を勉強しているものの、話すのも聞くのもなかなか難しいです。タイ語だけで理解できない時は身振り手振りも交えて、意思の疎通を図っています。基本的にタイ人は明るくて大らかで、タイ語の未熟な私のことも優しく受け入れてくれて、楽しくリハビリを行なっています。

病院でのリハビリや訪問リハビリ以外の活動として、グループでの体操教室を担当しています。病院内でのセミナーや高齢者のサークル活動に運動する時間を確保して、体操教室を行なっています。タイ人は老若男女皆さんノリが良くて、体操教室も毎回盛り上がります。

これらの活動を開始して約7ヶ月が経過して、だいぶ慣れてきたところです。

タイの文化や生活について、タイ人は辛い料理を好んで食べます。そして、タイ料理は非常に辛いメニューが多く、タイに来た当初はメニューの内容がよく分からず、辛い料理を注文してしまい無理やり食べて苦労しました。最近はメニューの内容も理解し、辛くないように注文できるようになり、いろいろなメニューを美味しく食べています。お菓子や果物なども美味しいです。

気候について、タイは1年中ずっと暑いです。昼間は35℃くらいになります。日本の真夏と同じです。そんな感じで暑い毎日が続きますが、11月から2月は乾季で季節は冬になり、雨が少なく、朝晩が涼しくなり過ごしやすいです。3月と4月は暑季で気温が高く蒸し暑いです。5月から10月は雨季になります。これから雨季が始まります。

最後に、タイでのボランティアとしての活動と活動以外のことの両方を満喫しています。今後も健康を維持してタイでの生活を楽しみたいと思います。

チョンブリー病院

チョンブリー病院

 

 

 

 

 

 

 

リハビリ室その1

リハビリ室その1

 

 

 

 

 

 

 

リハビリ室その2

リハビリ室その2

 

 

 

 

 

 

 

訪問リハビリ

訪問リハビリ

 

 

 

 

 

 

 

体操教室

体操教室

 

 

 

 

 

 

 

スコータイ

スコータイ

 

 

 

 

 

 

 

 

29-2次隊 タイ派遣 SV S.S.   理学療法士

以上

 

パラグアイ派遣隊員報告

○近況

パラグアイに到着してから、早いもので4か月が経過しました。

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図1.川の向こうはアルゼンチン

私の任地はパラグアイの第三の都市である、エンカルナシオンというところです。たくさんの人種が生活しており、パラグアイ人の他に日本に台湾に中国に韓国といった東アジア人、ドイツ人やベルギー人やウクライナ人などのヨーロッパ人、原住民であるグアラニー族などのインディオやおとなりのアルゼンチン人、その他アラブ系の人々など、多種多様です。

位置としては首都アスンシオンから南に366㎞で、だいたい宮城~東京と同じ距離です。アルゼンチンと国境を同じくする川沿いの街で、近年観光地としての再開発が進んでおり、ここ5年ほどで驚くほど様変わりしているとのことです。最近はアルゼンチンの物価上昇が著しく、週末になるとアルゼンチンからたくさんの人が買い物や食事に訪れます。(パラグアイの物価はアルゼンチンの3分の1だそうです)

季節的には今現在は春に該当するらしいです。カラっと晴れている日には30℃をあっさり超えていくのですが、10月はやたら雷雨が多く、25度前後の比較的すごしやすい気温です。こちらとしてはありがたいのですが、現地の人がおっしゃるには異常気象だそうです。夏には40℃くらいになるらしく、今から戦々恐々としております。

 

○活動について

ご縁があって、エンカルンシオン日本人会で活動させていただいております。ここにはデイサービス運営の補助のためのソーシャルワーカーとして配属されたのですが、皆さんの要望はよくよく聞いてみるとリハビリや生活指導の専門的知識で、ソーシャルワーカーの広く浅い知識では対応しかねる部分が多く苦慮しているところです。

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図2.たけのこ狩り帰りの虹

ちなみに「デイサービス」と聞いて思い浮かべるデイサービスとはかなり様相が異なり、75歳を超えるみなさんは大変お元気でいらっしゃいます。車いすや杖を利用している人は一人もおらず、机の移動を手伝ってくださったりもします。地元の有志ボランティアの方が運営しているのですが、みなさん自営業で平日の実施は難しく、月1回の日曜に2時間ほど集まり、おやつを食べながら近況についておしゃべりをしたり、ちょっとした体操などを行っています。

 

 

○配属先について

私は日系社会青年ボランティアなので、エンカルナシオン日本人会という日系団体に所属しております。つまり日本語で活動が可能で、日本食をしばしばごちそうになるということです。びっくりするほど日本語しか使いません。

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図3.ピラポ農協のスーパーの品揃え

しかしそれも1世と2世の特色らしく、3世あたりからはスペイン語しか話せない人も増えています。他の移住地はまだ日本語優位らしいのですが、エンカルナシオンは日本語の継承がうまくいっていないようです。そのため、ほかの移住地から「エンカルナシオンは現地に染まっている」という批判もあると聞いています。しかしそれもおそらく、多種多様な人種が生活しているエンカルナシオン故のやむを得ない特色なのではないかと思います。みんなで平和的に生活しようと思ったら、日系だけ日本語で固まるのは、なかなか印象が良くなさそうですし…。

 

○宮城県人を探せ!

パラグアイには北海道と四国からの移住者が多く、東北出身は割と少ないようです。しかし宮城県人会はきちんと存在し、エンカルナシオンには宮城県出身の方が少なくとも4名いらっしゃいます!

お一人は角田の方で、もうお一方は荒町小学校に通っていたそうです。あとのお二人は「生まれたのは宮城らしいんだけど小さかったから覚えていない」とのことでした。

 

○パラグアイでの生活について

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図4.パラナ川に沈む夕日

全体的に、日本にいたころと比べるととてものんびりと暮らしています。昼休憩(12:00~14:00)と日曜日はほとんどのお店が閉まっているし、バスは時刻表がないのでいつ来るかわからないし、そもそも都市部以外にはバス停がないなど、「待つ」ことが日常のなかに必然的に組み込まれてしまうのです。日本から来た当初は待ち時間にイライラそわそわしたものですが、2か月も経つころには「そういうもんだよね~」とその辺のお店でジュースを買って日陰で飲んだりしながらのんびりすることを覚えました。パラグアイでは冷たいマテ茶をテレレと呼び、一人一つポットとコップとストローを持っています。そしてそれを持ち歩いて飲みたいときにその場で飲む習慣があるのですが、私はまだそのセットを持っていません。いずれ購入し、待ち時間には木陰でテレレ休憩を取るようになる予定です。

29-1次隊 JV パラグアイ派遣 F.K. ソーシャルワーカー

以上

 

ナミビア派遣隊員から和服提供のお願い

着物の提供のお願い

 

宮城県出身の服飾で派遣されている青年海外協力隊員(ナミビア国)から以下の依頼がありました。使用しておらず、今後も着る見込みがない着物があれば提供をお願い致します。何卒宜しくお願い致します。

 

「2018年11月のファッションショー開催へ向けて素材の提供をお願い出来ればと思い、ご連絡致しました。

日本文化とアフリカ文化の融合という観点から、着物生地を使用出来たら素敵ではないかと考えております。古着などで構いませんので皆さまのネットワークで集められませんでしょうか?

色柄が派手な方が有難いです。」

 

問合せ先、送り先

〒982-0215 宮城県仙台市太白区旗立2-2-1

TEL.090-5359-1179   E-mail:togashit@myu.ac.jp

宮城県青年海外協力隊を支援する会 会長  富樫千之

以上

宮城県青年海外協力隊を支援する会学生会員の募集!!

宮城県青年海外協力隊を支援する会(以下、「支援する会」という。)では学生会員を募集します。支援する会は青年海外協力隊員(以下「隊員」という。)の活動を容易にし、充実させるための県民運動を展開し推進することを目的としています。

このため、隊員の壮行会の開催、派遣中の隊員活動の紹介や帰国した隊員の報告会を開催しています。隊員を志す学生や隊員の活動や海外の直接の情報に興味のある学生は是非入会して下さい。会費は無料、情報連絡は全てメールとさせていただきます。

入会希望学生は、氏名(ふりがな)、所属、住所、メールアドレスを次のメールアドレスに連絡願います。また、卒業しましたら脱会、または本人の意思により普通会員への入会になります。

以上、宜しくお願い致します。

入会連絡先:tgashit@myu.ac.jp または tgs1122@agaate.plala.or.jp

連絡先氏名:富樫千之(支援する会・会長)

宮城県青年海外協力隊を支援する会ホームページ:http://sienjocvmyg.org/