モンゴル派遣隊員報告

〈はじめに〉

2018年7月からモンゴルのトゥブ県ゾーンモドの学校で,バレーボール隊員として活動しています。日本はこの夏,かなり暑い日が続いたと聞きました。任地に来て初めての夏。6・7月は日本の夏のように気温は上がりますが,湿度が低いのでカラっとしていました。8月に入ると雨が降ったり,気温が上がらなかったりする日が増え,朝晩の気温はひとケタになり秋の訪れを感じています。また,冬は-30℃以下になりました。今年の冬も極寒が待っていますが,家や学校の中はとても温かいです。半袖で生活できるほどです。そんなモンゴルでの活動について紹介します。

 

〈任地について〉

首都ウランバートルから南へ50kmのところにあるトゥブ県の県庁所在地ゾーンモド。とても小さな町で,周りは山に囲まれたのどかなところです。近くの草原では遊牧民が多くの羊や馬などの家畜に草を食べさせている風景が見られます。また,町の中にも家畜の動物たちが草を食べにやってくる時があります。

 

〈活動について〉

活動の様子を紹介したいと思います。私はバレーボールの職種で小中高の一貫校に配属されています。

・課外活動としてバレーボールの指導

・体育の授業のバレーボールの単元での指導

・小学生に対してバレーボール教室での指導

 

・課外活動としてのバレーボールの指導

1年間継続的に行っているのが,この課外活動の指導です。日本で言うと部活動のようなものです。時期や曜日によって,年齢や性別を分けて指導をしています。その中でも高校生の男女に指導する機会が多く,大会も3回ありました。この学校では,週に5回,練習を行っています。活動の中で大切にしていることは,パスやサーブなどの基本練習を継続して行うことです。モンゴルでは,バレーボールが盛んに行われています。子どもから大人まで親しまれているスポーツですが,ただゲームをして楽しむだけでなく,基本的なプレーを大切にすることで,さらに上のレベルの楽しさが味わえるということを伝えたいと思いながら指導しています。子どもたちは向上心があるので,根気のいる練習にも熱心に取り組む生徒が多く,どうしたら自分のプレーがよくなるのかと聞いてくることもあります。

 

・体育の授業のバレーボールの単元での指導

高校生の体育のバレーボールの単元で指導を行いました。モンゴルでは,ボールを渡して生徒たちが好きなようにパスをしたり,ミニゲームをしたりすることがよくあります。子どもたちはバレーボールが大好きなので楽しんでいるようには見えますが,技能を学んでいないため,日本での授業のように一つ一つの技能の学習ができるよう展開していきました。体育理論や球技とバレーボールの特性を説明しながら実技を展開していくために,絵や大切な言葉を紙にプリントアウトして説明しました。生徒たちは,バレーボールの特性を活かした簡単なボール遊びから学習し,よりバレーボールに大切な【仲間とボールをつなぐ・落とさない】ことを学んでいきました。

 

・小学生に対してバレーボール教室での指導

モンゴルの学校は多くが2部制のため,午後に授業がある小学4・5年生を集めて,午前中にバレーボール教室を行いました。バレーボール教室と言っても最初は,ボールを使う前に体つくり運動を多く取り入れました。モンゴルの小学生はやったことのない動きが多く,初めはできないと言いますが,2・3回練習をすることでできる動きが増えてきます。例えば,スキップや馬跳び,回転しながらジャンプをするなど楽しみながら挑戦しています。また,必ず準備運動でラジオ体操を取り入れています。ボール遊びなどをしながら,バレーボールの基礎,アンダーハンドパスやオーバーハンドパスを指導しています。

 

その他にも,地域の方にラジオ体操を指導したり,日本語教室で会話の練習を行ったりしています。

 

モンゴル派遣隊員報告 M.H. バレーボール隊員として活動中。

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